称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

臓器移植について

2010年08月31日 22時37分41秒 | インポート

迷える豚さん、お返事が遅くなりました。

臓器移植について 私も意見があります。それは 「死」について です。「死」とはどういう状態か、ということです。臓器を提供する側の人は 臓器を摘出するまでは心臓は鼓動を打ち血液が流れ体温がある状態です。何かの原因で意識が無く回復の可能性が無い状態を 「脳死」と認定し、実態は生きているのですが 臓器移植をする場合に限って 「死」とするのです。臓器の移植をしない場合は「生」です。

言い換えれば 臓器移植をする場合に限って 植物状態の回復の可能性が無い人を「脳死」と認定し「死んだことにしよう」と言うことです。

本当は生きている状態で 臓器を摘出することによって死ぬのです。

改正臓器移植法によって この「脳死」は正式の「死」として認められました。私は この「死」の定義にずいぶんな違和感があります。回復の見込みは無いが生きている人の臓器を取り出すことによって死んでしまうというのが 実態だと思います。

私は 皆さん方に広くご意見をお聞きしたいのですが、回復の見込みが無いと言うことは 「生」ではなくて「死」ですか?臓器の提供が欲しくって「脳死」という「死」を認めると 今後 脳死の認定基準が変更されないとも限りませんので 将来的には 回復の可能性が無いことは 限りなく「死」に近くなってしまいます。

どうぞ ご家族で臓器移植について、「死」について、「脳死」について 話し合ってみましよう。

また、ご意見を下さい。


お盆経で忙しいです。

2010年08月12日 23時14分17秒 | 独り言 ぼやき

8月10日位から お盆経で忙しいです。お盆休みに 墓参りは国民行事です。墓参りのための お盆休みです。何はともあれ 墓参りをしましよう。

お盆休みになったとたん 行楽に出かけて 休み一杯遊んで来て 墓参りを忘れている方はいませんか?

ご先祖様に思いを寄せるのも お盆らしいと思います。お祖父さんやお祖母さんに聴いてみましよう。

先の戦争についての話を聴いてみるのも良いと思います。

8月11日(水) 朝9時半~11時、高松市香南町コミニュティーセンターで 高齢者教室で 話しをしました。大変反応がよく 質問も沢山出ました。楽しくお話しが出来ました。

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