称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

12/30 PM10:30 一年が終わりかけています。

2009年12月30日 22時23分00秒 | 独り言 ぼやき

一年が 終わりかけています。

この一年、なんと早かったのだろうと また 感じています。歳を重ねるほど一年は早く感じると言いますが その通りだと思います。

社会は 大変疲弊して来ました。不況のどん底です。経済的にゆとりが無くて 心をゆたかに・・・、と願うのは所詮無理な事かもしれません。

お坊さんの 存在意義が益々問われてくる時代になるような気がします。葬儀や法要で単にお経を読むだけではなく、人々に寄り添い 「いかに生き、いかに死ぬか」を共に模索する姿勢がより求められてくるような気がします。

秋にも書きましたが、ご主人が亡くなっても 全く葬儀をしなくて火葬だけして お骨を海に散骨してしまう 奥様がいれば、

ペットの犬が死んだからと お寺に電話があり 読経し 位牌に法名を書き 火葬場までお坊さんの同行を求める人がいる、時代です。

価値観の多様化という言葉では済ましきれない現象が 現実となっているのです。

仏教で云う「生・老・病・死」・・・すなわち 「いのちの事」「生きると云う事」「人生」「家族」「病気」「どう老いて、どう死ぬか」・・・皆様と一緒に真剣に考えてみたいと思います。


2009年が終わりそうです。

2009年12月22日 23時51分33秒 | 独り言 ぼやき

2009年が終わりそうです。

政権交代に事業仕分けなど 政治に関する話題は沢山ありました。

事業仕分けの スーパーコンピューターの時の「世界一になる必要はあるのですか?」のやり取りは 何度テレビで見ても 私は大嫌いです。しかし、無駄遣いを見つける努力は とっても大切な事がよく判りました。

私の家や寺も 無駄だらけかもしれません。

我本願寺教団は如何だろうか?我々末寺の僧侶は毎年賦課金を本山に納め

又 特別に修復や行事の度に特別に 寄付を強要されます。

本願寺教団も 内部の人ではなくて 外部の人に監査をお願いし 無駄をなくす努力をする必要があると思います。宗会議員様 是非ともご検討をお願い致します。


12/3 報恩講法要で ひろさちや氏の講演がありました。

2009年12月17日 22時55分14秒 | 独り言 ぼやき

12/3 宗祖報恩講法要に ひろさちや氏をお招きしました。

「仏教に学ぶ 人生の智慧」のテーマで 1時間の講演、住職とトークしながらの質疑応答が1時間ありました。

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「南無そのまんま そのまんま・・・・」「南無そのまんま そのまんま・・・・」

自分の置かれた今の地位や立場などの状態に不満を感じるのではなく、今の状態でいかに幸せになれるかを考える事が 仏教の原点だと 楽しくお話戴きました。

沢山の質問が出て 時間を超過しました。

先生ご本人も大変満足なさり 来年12月9日(木)にも再度称讃寺においで戴ける約束ができました。

講演・質疑応答の実況録音は 称讃寺ホームページの[ライブラリー]で 皆さんのパソコンで聴く事ができます。お試し下さい。