称讃寺の和尚さんの独り言。お坊さんって こんなんでいいのかなぁ~と思いながらの毎日です。ナマクラ坊主のブログです。

浄土真宗本願寺派(西本願寺派)称讃寺の住職の瑞田信弘です。毎日忙しくしておりますが、ふと気づいた事を書いてみます。

了解しました。

2008年06月27日 00時46分26秒 | 独り言 ぼやき

ブログの画面のバックが白でなく 色がある為 字が読み取りにくい とのご指摘がありました。大変もっともなご意見だと思います。

OCNのブログのパターンから選択しておりますので バックだけを白くすることが可能かどうか分かりませんが、今後は 字を読み易くする様に心がけます。

ご迷惑をお掛け致しました。


また 起こってしまいました!!

2008年06月11日 22時49分46秒 | インポート
また 起こってしまいました、秋葉原の通り魔殺人事件(マスコミがそう呼んでいます。)
皆さんは どの様な感想・ご意見をお持ちでしようか?
小学校に男が乱入した事件、バスジャック事件、何人殺せば死刑になるかと言った男の事件、岡山駅のホームで他人の背中を押した事件、お医者さんの息子さんの事件・・・・。
沢山思い出しました。
報道では 幼少の頃より今までの略歴が紹介され 卒業文集なども引用されます。
見る限りにおいては まるで普通です。
どの事件も こんな事件を起こす前に もっと本人の話を良く聞いてあげて理解してあげられる人が何人かいたら こんな事にはなっていなかったのではないだろうか・・・と言われたりします。
自殺予防の研究会で 発表者の藤澤さんが 「自死はその人の個人的な問題ではなく、社会全体の問題と捉えるべき」とおっしゃっていましたが、
今回の秋葉原事件も含めての狂乱事件も 自死同様に社会全体の問題と捉えるのが妥当と思います。
精神鑑定をして 判断能力があったかどうか・・・・、ではなくて
個人が 社会全体を敵に回している様な感覚になったり、社会に押しつぶされそうになったり、窒息しそうになったりした時 極限になると ある人は自死を選び、ある人は狂乱するのではないでしようか?
私は心理学者でも社会学者でもありませんが 自死も狂乱も 現代社会の同じ土壌が生み出している社会問題と考えるべきだと思います。
皆さん、どんどんご意見を下さい。
お坊さんとし 人として何ができるのでしようか? なんとも歯がゆい限りです。
私は 「こころ・いのち」を切り口に 活動しております。
8/19 香川県民ホール・アクトホール(800名)で 「こころを育む総合フォーラム」を開催します。
テーマは「見つめようあなたの家庭・・・豊かなこころを育む場ですか?」です。
・山折哲雄氏、・遠山敦子氏、地元の教育関係者2名、コーディネーター(司会)は私です。
なんとも 遠回りのようにも思いますが 
今の社会は家庭の機能を取り戻す事からはじめなければならない様な気がしています。
人的援助(ボランティアスタッフ)・金銭的援助(運営資金の寄付)をお願いしております。
どうぞ よろしくお願い致します。

お久し振りです。

2008年06月10日 20時40分10秒 | 独り言 ぼやき

5月27日に宗派を超えた若いお坊さんの勉強会に 東京港区の青松寺に行って来ました。その会の名前は「BBA」です。BBAとは ボーズ ビー アンビシャス だそうです。朝10時から夕方5時まで みっちりです。今回は 尊厳死について、と自殺防止の取り組みの 2つの分科会が設定されていました。私は 自殺防止の取り組みの方の分科会を選択しました。東京の安楽寺の藤澤さんが発表者でした。彼は良く知っていました。自殺を考える人とお坊さんとが自筆の手紙のやり取りをしています。そのような取り組みの組織を作っています。

日本全国で年間3万人。香川県で年間3百人、の自殺者です。未遂者はその10倍以上なのだそうです。

香川県の年間3百人は3日に2人の割合です。お坊さんとして ここ最近自死の方の葬儀に出くわす様になりました。

死んでしまう前に もっとお話しを聴くことができなかったのでしようか?お坊さんとして人として 何かできる事があるのでは・・・と思っています。

お坊さんは 仏教の勉強だけでなく 今回は 尊厳死、自殺防止について勉強してきました。世の中には お経を読むだけでなく 色々な活動をしているお坊さんがいることを知り とっても刺激されました。