都会で暮らすこと~by Match Box~

東京で暮らしていて、思ったことを勝手気ままに書いています。(by まっちばこ/JK1FBA/能登尚彦)

ユビキタス無線工学 第10回

2008年06月13日 14時27分50秒 | ユビキタス無線工学
まず、今回は8日の日曜日に秋葉原での通り魔事件に東京電機大学の学生も巻き込まれて亡くなるということがあったこと そしてその事件の関わりとして本来我々が便利になるためのツールであるはずの情報通信という道具が少なからずやかかわっていたことについての話などがありました。

情報通信を使って犯罪抑止もしくは防止をするような方法論が無いかどうかみんなで考えて欲しい、そのことについて前期の試験のときの選択問題とするということです。

また、総務省との懇談会などで携帯電話の基地局を上げる場所が次第に無くなってきたという話が出て、そういうことであればスイカとパスモが相互乗り入れをしているようにドコモを使っている人がauの基地局を使えるようにしたらどうかという話をしたところ、もの凄く風当たりが強かったそうです。先生の感想としては総務省がこのように気を使うということはNTTが民営化する以前以上に役所的になっているのではないかというように感じたということでした。

今回は集中定数回路のインピーダンス整合回路(前回のサマリーにも書いたような気がしますが単純にLとCとの組み合わせによって構成をしてやる形、LやCの物理的な長さは波長に対して無視することができる)

Qについての説明(あまりQを高く設定すると帯域がとることが出来ず、温度変化によって回路の定数が変わるようなことに対応できない、逆にあまり低く設定しすぎると帯域はとれるが、損失が大きくなる)

スタガー共振回路という方法もある。(Qの高い少し帯域をずらした共振回路を直列にいくつかつないで温度特性で帯域がずれても損失の少ない共振回路を実現する)

コンデンサはいろいろな数値のものが秋葉原などで売られているがコイルはあまりたくさんの種類は売られていないので自分で巻くことが多々あるということ。

分布定数回路での共振回路 ショートスタブの回路とオープンスタブの回路があるけれども、ショートスタブの場合は一回基板の反対側のグランドにスルーホールで落としてしまったものをもう一度外して探るというのは大変。逆にオープンスタブの場合は最初パターン上でスタブの部分を長めに切っておいて、徐々に切り詰めていけばいいので微調整がしやすい。

授業はあと4回です。
(写真は都営新宿線を小川町の駅で下りて小川町の交差点を撮ったものです。)