コンゴの泥沼エボラ。医療従事者の感染がとまらず、感染131例、死亡41例。死亡例の5%を医療従事者が占めるという事態になっています。
ひと頃前に(多分いまも)、治療施設に対する襲撃や放火が続くから、咄嗟に逃げられないPPEの着用が嫌がられているという話がありましたが、そんなことも関連しているのでしょうか。
一方で、PHEICの発令にWHOが慎重になっていて、すでに3回否決されているのは当サイトでも紹介したところです。2009年のH1N1でPHEIC発令以後の世界の反応を見れば、羹に懲りるのは理解できるところで、結局MERSでも出ていないわけですが、これに米専門家は業をにやしてPHEICを!と呼びかけています。(Once again this week, Ebola experts have called for the WHO to readdress the designation of a public health emergency of international concern (PHEIC) for this outbreak. Ronald Klain, the US Ebola Czar during the West African Ebola outbreak in 2014 through 2016, and Daniel Lucey, MD, wrote in the Washington Post that a PHEIC would end the "global complacency" seen in this outbreak.)
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2019/07/three-more-health-workers-infected-ebola-outbreak