『春の飛騨高山・白川郷・松本・高遠 3日間』 (その4)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/acede802b78e2bdc672054409f1045a4
飛騨白河郷で、国指定文化財に指定されている合掌造り「和田家」の中を見学して、外に出ると氷雨がまだ降り続いています。
村の中心部に向かって、田んぼの脇の小道を歩きます。
ここにも、見事な合掌造りの家があります。
歩いていると、雨がどんどん激しくなり、気温も大分下がって来ました。
冷えた身体を暖めようと、集落の真ん中辺りにあるお休み所「ちとせ」に入りました。時間は11:30です。
店の中でストーブの前で身体を暖めていた先客は、外国人でした。我々三人の後に店に入って来たお客さんも全て外国人です。
ストーブの前を占領されているので、身体を中から温めようと、甘酒(300円)を注文しました。
車を運転しなければいけない、叔父さんと従兄弟は恨めしそうに、お茶を飲んでいます。
身体が温まったので、11:50に再び村の散策に店を出ました。
県の重要文化財となっている「明善寺(みょうぜんじ)」の鐘楼門(ろうもん)をじっくりと見たかったのですが、この日は本堂で村の葬式が行われていたので、写真だけ撮りました。
集落の南の外れにある「白河八幡宮」を見てから、村のメインストリート「本通り」に出ます。
丁度、お昼過ぎでお腹も空いてきたので、食事をしようかと何軒かの店を覗いたのですが、どこも外国人観光客で一杯です。
雨もさらに強くなり、寒くて外で待っているのも辛いので、白河郷で食事を取るのを諦めて、高山の町へ戻ることにします。
12:15に駐車していた「せせらぎ公園」を出発し、行きとは逆のルートで高山市内へ。
行きに1時間弱かかった道も、帰りは50分弱の13:05に市内の駐車場に車を入れることが出来ました。
良い店がないかと、あちこちを探し回っていると、「宮川」に面した趣のある造りの「和食処 ときせん」を見つけました。
外に出ていたお品書きを見ると、郷土料理の朴葉味噌(ほおばみそ)があったので、店の中に入りました。時間は13:30。
店の中はこじんまりとしていて、落ち着けます。
床に近いところに造られた窓から「宮川」を見下ろすことが出来ます。
流れの中に鯉が泳いでいるのを見つけたので、お店の人に伺ったところ、翌日からの高山祭りの為に放流したそうです。
朴葉味噌と岩魚塩焼きが食べられる“宮川御膳”1,500円(税込)を3人とも注文しました。
写真の飛騨コンロの上に載せられた朴葉味噌は、三人前です。
写真では、魚の頭の向きが逆に配膳されていますが、これが高山流だそうです。岩魚は養殖ですが、泥臭さが無くて美味しかったです。
付け合せの“あぶらえ豆腐”“季節なます”も美味しかった。
飛騨コンロの上の朴葉味噌で焼かれた野菜などを食べた後に残った味噌をご飯と一緒に食べた味は絶品でした。
尚、「和食処 ときせん」の住所は、岐阜県高山市片原町10番地。電話番号は、0577-35-4688です。
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