隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

北イタリア周遊記 5日目 『ゴンドラクルーズ』

2017年08月04日 | 北イタリア周遊記

【5日目:7月10日(月)】 午前中、フィレンツェからヴェネツィアへ移動。午後、ヴェネツィア市内観光。メストレ泊。


旅行5日目の昼食を、「Venezia (ヴェネツィア)」本島「Piazza San Marco (サン・マルコ広場)」北裏にある レストランで済ませたのが、午後1時40分。


午後は、ヴェネツィア本島の観光です。


回廊のある建物に囲まれた広場、北側と南側にカフェがあるのですが、太陽が燦々と照りつけてる北側のテラス席には、観光客が一人も座っていません。

 


広場の正面に見えるのが、「Basilica di San Marco (サン・マルコ寺院)」、右手には高さ約100mの「Campanile di San Marco (大鐘楼)」、その奥に「Palazzo Ducale (ドゥカーレ宮殿)」が見えます。

 

 


「ドゥカーレ宮殿」は、ヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁であった建物です。創建は9世紀で、14世紀~16世紀にかけて現在の形に改修されました。現在内部は、美術館として公開されています。


同美術館に入館するため、「大鐘楼」の脇を右手に曲がり、「Canale di St.Marco (サン・マルコ運河)」に向かいます。

 


前方には、12世紀に建造された二本の円柱が立っています。円柱の頂上には、右に守護聖人の聖ディオール、左に有翼の獅子像が乗っています。

 

 


運河に面した「ドゥカーレ宮殿」の「フルメント門」から中に入ります。入館料は、16ユーロ(約2,080円)。

 

 


中庭からは、サン・マルコ寺院のドーム屋根が見えました。

 

 


2階に上がり、回廊から中庭を見下ろすと、結婚式でしょうか、ウェディングドレス姿の新婦が新郎にエスコートされて歩いていました。

 


中では、ヴェネツィア派の画家たちが描いた、美しい壁画や天井画を観ることが出来ます。


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作 「祈りを捧げるグリマーニ総督」

 


パオロ・ヴェロネーゼ作 「レパントの海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督」

 


美しい絵画を堪能出来るのは良いのですが、内部は空調がないので、歩くだけで汗が滴り落ちて来ます。


空調がない代わりに、窓が開け放たれているので、絵画の様な、サン・マルコ運河を眺めることが出来ました。

 


同宮殿で最も大きい部屋の「大評議会の間」

 


同部屋にある世界最大の絵画といわれる、ティントレット作の「天国」

 


同宮殿にあった尋問室と、運河を挟んだ牢獄を結んでいる「Ponte dei Sospiri (ため息橋)」の格子の窓から囚人になった様な気分で外を眺めました。

 


この美しい景色を眺められるのも最後かと思うと “ため息” が出る気持ちがわかります。


次に、「サン・マルコ寺院」の見学です。

 


同寺院は、商人によって運ばれた聖マルコの聖遺骸を安置するために、828年に建立されたのが始まりだといわれています。


内部の撮影は、禁止です。この日の最高気温の予報は、30℃でしたが、体感温度はもっと高かったです。写真もなく、ヘロヘロの状態で見た光景の記憶がありません。


次に向かったのが、ヴェネツィアン・グラス工房です。1階でヴェネツィアン・グラス制作のデモンストレーションを見た後に、2階のショップで、トイレタイムも含め、15時25分まで自由行動でした。

 


さあ、いよいよ念願の「ゴンドラクルーズ」です。ホテル・バウアー前の乗船場に向かいます。

 


ゴンドラ1艘に、六人が乗り込みます。

 


我々のゴンドラは、午後3時40分に乗船場を離れました。


船頭のゴンドリエーレは、赤のボーダー柄のTシャツがお似合いです。

 


運河に架かる橋の上からは、観光客がこちらを眺めています。

 

 


この光景を見て、柳川で乗った川下り舟 の船頭が、橋の上に飛び上がり、ジャンプしていたこと を思い出してしまいました 。


動画で、「ゴンドラクルーズ」の様子をお楽しむ下さい。

 

 

 

 

 


狭い運河を抜け、ゴンドラは、「Canal Grande (大運河)」に漕ぎ出します。

 


対岸の「サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会」の姿が見えます。


空の青さと大運河の水の青さ、一生忘れられない光景です。

 


30分弱のクルーズを終え、混雑する発着場に戻って来たのが、午後4時5分頃でした。

 

 

★続きは、「北イタリア周遊記 5日目 『リアルト橋から運河を眺める』」で★

 

(料金の情報、現地通貨ユーロの円換算レート 1€≒130円は、2017年7月現在のものです)

 


==「北イタリア周遊記」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/38cc1df92a227c1d00f3da7e67fe081e

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