隊長が、体験や観戦した「スポーツ」を紹介するシリーズの第249回は、『第95回都市対抗野球大会決勝戦』をお送りします。
社会人野球の日本一を決めるトーナメント形式の「都市対抗野球大会」。昭和2年(1927)に第1回大会が行われ、今年の第95回大会は、32チームが参加して7月19日から30日まで、「東京ドーム」にて開催されました。
東京の夏の風物詩とも呼ばれている同大会、7月30日(火)の決勝戦を観戦に、東京ドームを訪れました。
前回、東京ドームを訪れたのは、僅か2週間前の7月13日(土)に行われた『女子野球交流戦』 です。
東京ドームには、プロ野球・NPB(日本野球機構)の試合観戦に年3~4回来ているのですが、NPB以外の野球観戦に月に二度も訪れるのは、隊長にとっては珍しいことです。
尚、隊長は、プロ野球12球団の現本拠地球場の内、11球場を訪れています。詳細は、こちらの「12球団本拠地観戦記」をご参照下さい。
一方、都市対抗野球大会を観戦したのは、三年前の『第92回都市対抗野球大会決勝戦』 です。
この日の決勝戦は、JR東日本東北(仙台市)と、三菱重工East(横浜市)の間で争われます。出場回数は、JR東日本東北が、4年連続30回目、三菱重工Eastは、2年連続14回目。東京ドームの常連チーム同士なのですが、共に決勝戦進出は初めて。どちらが優勝しても、初優勝ということで、チーム・応援団も気合いが入っていることでしょう。
試合開始が18時、開場は17時なのですが、ドームに着いたのが、17時10分頃。応援する「JR東日本東北」は、一塁側なのですが、既に1階の応戦席のチケットは無く、入手出来たのは、2階席。
指定された2階のブロックで、席に座わる事が出来たのは、17時20分前後。グランドでは、JR東日本東北の選手が守備練習をしていました。
三塁側、三菱重工Eastの応戦席は、まだ人も疎らです。
喉が渇いたので、生ビールを飲みたかったのですが、売り子が場内を回るのが、試合開始以降と聞き、売店へ。『女子野球交流戦』の時は、一切、場内売り子がいなかったので、試合開始以降とは言え、売り子がいるのは、ましでしょうかね。
17時半前後の2階売店通路は、行きかう人もまだ少なく、開けている店も、少なかったです。
御存知の方も多いと思いますが、東京ドーム内は、売店も場内売り子も “完全キャッシュレス ”です。
“エビスビール” を購入。お値段は、900円。前週訪れた「明治神宮野球場」 は、800円ですから、東京ドームは高いですね。来年には、ビール1杯が、1,000円になっているかも。
席に戻り、ビールで喉を潤し始めた17時40分頃に、両チーム応援リーダーたちによる “エール交換” が、始まりました。応援団席の観客も、起立して参加しなければなりません。隊長も、ビールを置いて、起立。
エール交換が終わると、両チームの選手・関係者がグラウンドに整列して、応援団にお礼の意を表します。
バックスクリーン上の大型モニターに、先発メンバーが紹介されます。
隊長が注目したのは、「三菱重工East」6番レフトの江越海地選手です。
長崎海星高校出身の江越は、元阪神タイガース・現北海道日本ハムファイターズの 江越大賀(たいが)選手 の弟だから。
江越大賀が日ハムに移籍したのは、一昨年 ですが、昨シーズン限りで阪神を戦力外通告された 北條史也(ふみや)選手 は、「三菱重工East」ではなく、「三菱重工West」に所属しています。
「三菱重工West」も、今大会に出場し、二回戦では、北條のホームランを含む5打点の活躍で、「トヨタ自動車(豊田市)に勝利しました。ところが、三回戦で「JR東日本東北」に敗れています。
「三菱重工East」の選手は、赤い帽子に赤いアンダーシャツと広島カープのユニフォームに似ています。一方の「JR東日本東北」は、緑の帽子につばが黄色と、こちらは阪神タイガースの様です。
試合中に、広島と阪神が戦っているのではと、何回も錯覚しそうになりました。
試合前のセレモニー、選手紹介が長引いたのか、試合開始予定の18時を過ぎてた18時6分頃に始球式。始球式に登場したのは、プロ野球・ヤクルト元監督の古田敦也氏。
古田は、トヨタ自動車の捕手として都市対抗に出場した経験があるそうです。
試合は、1回裏「「三菱重工East」先頭打者・矢野幸耶選手のホームランで、先制点を挙げます。
矢野は、3回にも連続ホームランを放ち、2対0どリードします。
一方の「JR東日本東北」は、5回表に犠牲フライで、1点を返します。
この頃になると、隊長がいる一塁側2階席は、「JR東日本東北」を応援する人達で、ほぼ満席です。
三塁側応援席より圧倒的に数が多い、一塁側。本来は、東京ドームに近い神奈川県横浜市が本拠地の「三菱重工East」の方が、宮城県仙台市の「JR東日本東北」の方が動員力がありそうですよね。
これは、1回戦で敗退した兄弟チーム「JR東日本(東京都)」のファンも、応援に訪れたからでしょう。
その応援席、7回表の攻撃前、声を張り上げてチーム応援歌を歌い、選手を鼓舞します。
しかし、5回裏にも追加点を挙げた「三菱重工East」が、そのまま3対1で逃げ切り、初優勝を遂げました。
三年振りの都市対抗野球観戦ですが、“ピッチ・クロック(Pitch Clock)” が導入されているのに気づきました。ピッチ・クロックとは、試合時間短縮のために導入される、投手の投球間の制限時間のことです。
尚、ピッチ・クロックを含む、野球新用語に関しては、こちらをご覧ください 。
==「スポーツ」バックナンバー 一覧 ==
No.1~235 省略
No.236 2022/5/3 『新国立競技場 初観戦 FC東京 vs ガンバ大阪』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6b08ed0a415481be75c8b7bf5f9719a5
No.237 2022/8/1 『東京2020大会1周年記念セレモニー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9e1579d25d122193d03c06c3026dd270
番外編 2022/10/6 『訃報:アントニオ猪木さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81ac97fa1d36c73c0975306f62612951
No.238 2022/12/7 『W杯日本 またも“ベスト16の壁”を越えられず』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0052657f9653c5c88886dad486dd6e52
No.239 2022/12/20 『メッシは、マラドーナを超えたか?』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bb5380d371e5b304644b7faafe68923d
No.240 2023/3/20 『「侍ジャパン」決戦の地 マイアミへ』
No.241 2023/3/23 『WBC 14年ぶり世界一の「侍ジャパン」が帰国会見』
No.242 2023/5/19 『ラグビーリーグワンプレーオフ 準決勝』
No.243 2023/8/25 『高校野球 慶応 107年ぶり優勝』
No.244 2023/9/4 『バスケ男子 48年ぶり自力でパリ五輪へ』
No.245 2023/9/13 『ラグビーW杯 日本代表 白星発進』
No.246 2023/11/2 『南ア、ノートライで四度目の優勝』
No.247 2023/12/16 『プロ野球新用語辞典 Vol.2』
No.248 2024/2/28 『プロレス中継70年史 THE日テレプロレス』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます