隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第634回は、『ドラマ 「クジャクのダンス、誰が見た?」』をお送りします。
民放各局の1月から始まった冬の連続TVドラマ(連ドラ)、多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、七作品です。
その冬の “連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『まどか26歳、研修医やってます!』
二作品目が、『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』 でした。
今日ご紹介する『クジャクのダンス、誰が見た?』は、TBS系列「金曜ドラマ」枠で、1月24日から放送開始されました。放送時間は、毎週金曜日の 22:00 ~ 22:54。
本作品は、現在と過去--時代を超えた二つの事件に巻き込まれた親子の “愛と運命” が交錯する、本格サスペンスドラマです。
原作が、浅見理都によるによる同名の漫画作品。
浅見理都さん漫画の映像化作品は、2020年4月期ドラマ 『イチケイのカラス』 を、取り上げています。
脚本:金沢知樹(ともき)。
主人公で、元警察官の父親を殺された娘・山下心麦(こむぎ)を演じるのは、広瀬すず。
尚、「隊長のブログ」では、広瀬すずさんが出演する作品・番組を、これで19本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい 。
共演者:リリー・フランキー、松山ケンイチ、成田凌、磯村勇斗、森崎ウィン、仙道敦子、ほか。
主題歌は、Ado の「エルフ」。
第1話のあらすじ:大学生の山下心麦(広瀬すず)は、二人きりの家族である父・春生(リリー・フランキー)と、なじみの屋台のラーメン店で肩を並べてラーメンを食べていました。「クリスマスなのに付き合ってくれてありがとう」とうれしそうな春生を前に、気恥ずかしいながらもささやかな幸せを噛み締める心麦でした。
しかしその夜、春生と別れてサークルの飲み会から帰宅した心麦を待ち受けていたのは、燃え盛る我が家と春生の訃報でした。
最愛の父を失い茫然自失の心麦でしたが、春生の殺害犯は早々に逮捕されます。その人物は、春生が22年前に逮捕した資産家一家惨殺事件の犯人・遠藤力郎(酒向芳)の息子・友哉(成田凌)でした。春生がそんな事件を担当していたことを初めて知った心麦は、突然の事態の進展に実感が湧かないまま、いつものラーメン店を訪れ、店主の染田(酒井敏也)から春生が残した一通の手紙を受け取ります。
するとそこに書かれていたのは、友哉を含む複数の人物の名前と、その者たちに容疑がかかった場合、それは「冤罪」だとする記述でした。。。。
2月21日放送の第5話までの感想:三大連続ドラマ定番ジャンルと言われるのが「医療系」、「警察・探偵系」、「法廷・弁護士系(リーガル・エンターテインメント)」、モノですが、本ドラマは、「警察系」と「弁護士系」が、ハイブリッドされた作品です。
隊長のドラマに対する持論は、漫画が原作のドラマは、オリジナル脚本ドラマと比べ、面白い作品にはならないケースが多いと言うものです。理由は、漫画が原作のドラマは、漫画のイメージに脚本・演出が影響を受ける傾向があると思われるから。
小説やノンフィクションが原作のドラマだと、脚本家・演出家が自由にイメージを膨らませることが出来るのに対して、漫画、それもヒット作だと、漫画の画像イメージに引きずられる可能性が高いからです。しかし、本作品は持論が覆されましたね。
持論が崩されたのは、脚本家と演出家の力量でしょう。脚本家・演出家・構成作家・俳優・元お笑い芸人と、豊富な経歴を持つ金沢知樹さんと、ドラマ 『半沢直樹」 など、多くのヒット作品に演出・演出補として携わってきた田中健太さんが、合体したのですから、面白くならない訳がありません。
2023年1月期 『夕暮れに、手をつなぐ』 以来、TBSドラマ2年ぶり主演の広瀬すずさん。演技力にますます磨きが掛かっていますね。
最愛の父を殺されながらも、気丈にも真実を解き明かそうと苦闘する心麦を、好演しています。
Ado が歌う、主題歌「エルフ」も、ストーリに沿って、効果的に使われていますね。
サスペンスドラマの醍醐味である、これからの展開がどうなっていくのか。最終話までの一話一話が、楽しみです。
尚、『クジャクのダンス、誰が見た?』 次回・第5話は、2月28日(金) 夜10時からの放送予定です。
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