上海城市新聞 Vol.21 『寝台列車初体験』(その11)はこちら⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b93c6ee1a5dfda88b0309ebd9e6d6387
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『千盛百貨』の「KFC」で15時から1時間ほどくつろいで、『信陽東駅』に向かうことにしました。
列車の発車時刻は17時41分で時間は充分にあるのですが、『信陽東駅』が何処にあるのか全く分かりません。
高鉄 (高速鉄道=新幹線 )の専用駅の『信陽東駅』が開業したのは、今年の9月28日です。信陽のほとんどの人がまだ行ったことが有りません。それに、旅の二日目に上海駅に遅れそうになったこともあり、早めに行くことにしました。
『千盛百貨』の近くでタクシーを拾い、途中ホテル に寄って荷物を取って、そのまま駅に行ってもらいました。しばらく市内を走ると、開発区に入ります。
道路の周りには、まだほとんど建物がありません。その片側4車線の一般道路を100km近くで飛ばすのですから、タクシーに乗ってから10分後の16時30分頃には、駅が見えてきました。
駅の周りには、建物が全くありません。ターミナルも出来ていないので、駅舎からかなり離れて場所でタクシーから降ろされました。
【駅前には建物が何もありません】
スーツケースを引っ張ってしばらく歩いて、駅舎の側に着いて、駅の写真を撮りました。普通は、他人にスマホを渡して隊長の写真を撮ってもらう事はしないのですが、周りはこれから新幹線に乗る乗客だけなので、安心してスマホを他人に渡して、隊長の記念写真を撮ってもらいました。
駅舎の中にも、ほとんど人がいません。お店も何もありません。待合室に着いたのが16時40分頃なので、出発まで1時間もあります。
【がらんとした待合室】
改札口は、中国の鉄道駅ではまだ珍しい自動改札です。自動改札の脇には、説明が書かれています。これまで気がつかなかったのですが、持っている切符は、これまで慣れ親しんだ「ピンク色」の紙製ではなく、「薄青色」のプラスチック製です。
【自動改札の説明】
説明を読むと、「薄青色」の磁気切符は自動改札を通って、「ピンク色」の切符は有人改札を通って下さいとのことです。
待合室でホームを見ていると、ホームに何本かの列車が停車しては、発車していきます。『信陽東駅』は、新幹線専用の站台 (プラットフォーム) が、5つあります。
出発時刻の10分程前になってからやっと改札が始まりました。隊長の切符は12号車ですが、改札口が1号車付近にあるので、ホームの端から端まで歩かなければなりませんでした。
【人がほとんどいないホーム】
待合室には50~60人程いましたが、ほとんどの乗客が1号車を目指して歩いています。1号車に乗り込むと、定員55人の席がほぼ満席です。待合室に置いてあった検索機で、この列車の予約状況を調べたら65人となっていました。
『信陽東駅』は始発駅なので、乗客のほとんどを1号車に載せて、他の号車はほとんど無人で運行させています。日本では考えられません。
定刻の17:41に「G638次」は約250km北にある終点の『鄭州東駅』を目指して出発しました。料金は155元 (約2015円) です。
【G638次】
途中の停車駅は、『Luo藩河西』18:19、『許昌東』 18:37 、終点の『鄭州東』着が19:03です。どうやら地名に東西南北が付いている駅名は、新幹線専用駅のようです。
車内のモニターを見ていると、最高スピードが297km/hでした。開業してからまだ2ヶ月も経っていない為か、揺れもほとんど感じづに快適な旅でした。
== 続きは、上海城市新聞 Vol.21 『寝台列車初体験』(その13)で ==
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