隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

相撲 138番 『尊富士 110年ぶりの新入幕優勝』

2024年03月27日 | 相撲

隊長が好きな「相撲」を紹介するシリーズの第138番(回)は、『尊富士(たけるふじ) 110年ぶりの新入幕優勝』をお送りします。

 

 


3月10日 (日) から,大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で開催されていた大相撲春場所は、24日(日)に千秋楽を迎えました。


春場所の優勝争いは、14日目まで、12勝2敗の平幕の尊富士(伊勢ヶ濱部屋)と、星の差1つの3敗で追う同じく平幕の大の里(二所ノ関部屋)の二人に、絞られていました。


その尊富士は、前日の取組で右の足首にけがをして救急車で病院に搬送され、一時は出場が危ぶまれていました。


ところが、右の足首をテーピングなどで固めて土俵に上がり、平幕の豪ノ山(武隈部屋)と対戦しました。


尊富士は、突き押し相撲が持ち味の豪ノ山を左四つに組み止めて土俵際に追い込み、最後は押し倒して勝って、13勝2敗とし、初優勝を決めました。

 

 


新入幕の力士が優勝するのは、大正三年(1914)の元関脇・両國(りょうごく)以来、110年ぶりです。


この日の取組みも、NHKの大相撲中継をライブで観ていたのですが、中継の解説は師匠の伊勢ヶ濱親方でした。画面に映った親方の目には、うっすらと涙のようなものが。


前場所の優勝は、同じ伊勢ヶ濱部屋の横綱・照ノ富士。その照ノ富士から、怪我で千秋楽の出場を迷っていた尊富士に、「お前ならやれる。記録ではなくて記憶に残りたいんだろう。このチャンスはもう戻ってこない」と言われて、出場することを決めたエピソードも披露されています。


伊勢ヶ濱部屋の雰囲気が分かる親方の姿と、照ノ富士とのエピソードですね。

 

 

さて、場所前に隊長が上げた、注目力士 の結果発表です;


一人目の横綱・照ノ富士。

 


初日に、小結の錦木(にしきぎ)に寄り切りで敗れた後も、怪我の影響か調子が上がらず四日目から三連敗、七日目から休場となりました。しかし、上述した様に、同じ部屋の尊富士が優勝したので、照ノ富士も嬉しかったことでしょう。

 

二人目の新大関・琴ノ若。

 


一時は二敗で優勝戦線のトップを走る尊富士を追っていたのですが、その尊富士に敗れてから調子が上がらず、10勝5敗で終わりました。それでも、新大関の場所で二桁勝利は立派です。

 


三人目の大関・霧島。

 


初日に小結・阿炎(あび)に負けてしまってから全く調子が上がらず、5勝10敗と大きく負け越し、横綱昇進に再挑戦どころか、来場所は大関から陥落のカド番となってしまいました。

 

尚、夏場所(五月場所)は、5月12日(日)から、東京・両国国技館で、開催される予定です。

 

==「相撲」バックナンバー ==
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/78f3b57346580c1da454bb49641a52d9

1番~125番 省略

126番 2023/7/18 『大相撲どすこい研「相撲部屋は力士たちのDNA!?」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b15f0755e78e9fc94768643a262d0bec

127番 2023/7/27  『豊昇龍 初優勝で、大関昇進』 

128番  2023/9/11 『令和五年秋場所の注目力士は』

129番  2023/9/28 『貴景勝 カド番からの逆転V』

130番  2023/11/12 『令和五年九州場所の注目力士は』

131番  2023/11/28 『霧島 二度目の優勝で綱取りへ』

132番  2023/12/30 『令和五年の総括』 

133番  2024/1/10 『元日の両国・相撲部屋巡り』

134番  2024/1/14 『令和六年初場所の注目力士は』

135番  2024/1/29 『照ノ富士、四場所ぶり九度目の優勝』

136番  2024/2/13 『しゃべくり007に、角界レジェンド五人が出演』

137番  2024/3/11 『令和六年春場所の注目力士は』

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