隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film200 『マッドマックス』

2020年10月01日 | 映画

隊長が、これまでに観た「映画 」を紹介するシリーズの記念すべき第200作品目は、『マッドマックス』をお送りします。

 


『マッドマックス』(原題:Mad Max)は、1979年4月公開(日本公開:同年12月)のオーストラリア製作のアクション映画作品です。上映時間:93分。


「隊長のブログ」で紹介した映画作品は、200本になりますが、オーストラリア映画を取り上げたのは、初めてです。


監督は、オーストラリア出身のジョージ・ミラー(George Miller)。


主演は、メル・ギブソン(Mel Gibson)。

 


本作は、ジョージ・ミラーと、メル・ギブソンの出世作品で、後にシリーズ化された「マッドマックス・シリーズ」全4作の第1作目にあたります。


共演者は、ヒュー・キース・バーン(Hugh Keays-Byrne)、ヴィンス・ギル(Vincent Gil)、スティーヴ・ビズレー(Steve Bisley)、ほか。


あらすじ:物語の舞台は、荒廃した近未来のオーストラリア。巷では、暴走族による凶悪事件が多発していました。


暴走族で警官殺しの凶悪犯ナイトライダー(ヴィンス・ギル)は、暴走族専門の特殊警察「M.F.P.(Main Force Patrol)」から、追跡用に改造されたパトカー「インターセプター」を奪って逃走。「M.F.P.」に所属する警官マックス・ロカタンスキー(メル・ギブソン)はこれを発見し追いつめますが、恐怖を感じたナイトライダーは運転操作を誤って、彼女と共に死亡してしまいます。


これによりマックスは、ナイトライダーの復讐を企むトーカッター(ヒュー・キース・バーン)率いる暴走族から命を狙われる身となります。僚友のジム・グース(スティーヴ・ビズレー)が彼らに焼き殺されたことにショックを受けたマックスは辞表を提出しますが、上司の提案で休暇をとり家族と共に旅行へ出発。しかし、途上でトーカッター一味と遭遇、逃走の果てに妻子は殺害されてしまいます。


全てを失ったマックスは、スーパーチャージャーを搭載し600馬力にまでチューンナップされた漆黒の特殊追跡車「V8インターセプター(ブラック・パーシュート・スペシャル)」を、MFP本部から無断で持ち出します。マックスとトーカッター一味との、互いの復讐をかけたチェイスの火蓋が切られました。。。


感想:初めて『マッドマックス』を観た時には、カー・アクション シーンのスピードと迫力に度肝を抜かれました。この映画は、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に抜かれるまでは、「制作費と興行収入の差が最も大きい映画」として「ギネスブック」に掲載されていたそうですが、低予算で製作されたとは思えない完成度です。


とにかく、常識的な考えが通用しない世界観の映画です。例えば、マックスの自宅にパトカーが駐車していて、朝、マイカー代りに、マックスがパトカーに乗って出勤するシーンがありました。これは、一例ですが、そのアウトローな世界が支持されて、大ヒット作に繋がったのでしょうね。


「マッドマックス・シリーズ」の中では、この映画が一番好きな作品です。第1作以降、バイオレンス描写度がどんどん増していって、目を背けたくなるシーンが多くなっていくのも、その理由の一つです。


公開時、23歳で無名のメル・ギブソン。ハングリー精神溢れた表情がいいですね。


低予算映画ということもあり、製作時には、これほどの大ヒット作になるとは、スタッフ・キャストは誰も思っていなかったのでしょうね。『マッドマックス2』の製作決定は、ヒット後だそうです。ただ一人、続編を考えていたのは、ジョージ・ミラーだけかも知れませんね。そのため、ラストシーンでは、“復讐未だならず”の感を残していたのでしょう。

 

 

 


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Film1~185  省略

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Film189 2020/8/14 『隠し剣 鬼の爪』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55130ae04fa1202f9d4772527db498de

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