オールパテントレザーシリーズ最期のモデル。 2003年11月頃に発売された。
1984年オリジナルのAIR JORDANⅠが発売された時、極秘で作られたという幻のモデルの復刻。残念ながらいつかは忘れたが、アメリカの古着屋で(確か…)このオリジナルが発見され、その事実が公になり、ファッション雑誌で記載された。
その当時、このカラーのフェイク(偽者)が出回り、「このカラーの復刻はありません」と宣伝しなければいけない程だった。
オリジナルは世界で1足とも言われ、その価格はなんと10万ドル程(日本円でおよそ1000万!)するらしい。(しかしこれはあくまでも噂である)
Ⅴなどと共に発売を熱望されたモデルだが、いざ発売されてみると人気はイマイチ…。ファッション重視なのでバッシュとして使う人はあまり居ず、ファッションとしてもオールパテントという派手なスタイルを履きこなすのは難しい点などが上げられる。ちなみに現在も残っているショップはある。相場は20000円~程。
AIR JORDANⅠ3度目の復刻はオールパテントレザー(エナメル)仕様で展開された。2003年10月頃にリリースされた。
マイケル・ジョーダンが1984年NBAルーキーシーズンによく着用した白×赤×黒のシカゴ・ブルズカラーで、ノースカロライナカラーよりも人気である。
全てパテントレザーかと思いきや、スウッシュの部分はヌバック素材になっており、工夫が施されている。
現在も探せば見つかるかもしれないモデルだが、パテントレザーシリーズでは1番の人気を誇り、希少である。
相場は、20000~28000円程。オークションなどでも、運がよければ見つかる可能性もある。
Vol.2
こちらは2003年9月頃に発売されたオールパテントレザー(エナメル)で施された、よりファッショナブルなAIR JORDANⅠRETRO。
ジョーダンの母校、ノースカロライナ大のユニフォームカラーをあしらった超クールな1足。
それまで1部分にパテントレザーを使うことはあったが(XI、XVI、XⅨ、XX)、シューズ全体にパテントレザーをあしらうのは初の試みで、話題となった。
2000年、2001年に復刻発売されたAIR JORDANⅠよりもよりミッドカット仕様になっており(オリジナル、1994年、2000~2001モデルはハイカット)時代のニーズに合わせたスタイルとなっている。現在も入手可能なモデルだが、相場は18000~25000円程。
Vol.1
もはや説明不要のAIR JORDANⅠ。こちらは2001年に38345足限定発売されたもの。今となってはプレミアがついており、非常に入手困難なレアなもの。
ちなみにオリジナル発売当時、赤×黒という派手なカラーリングに対しNBAがジョーダンに着用を禁止したが、ジョーダン、NIKEはこれを拒否。1000ドル、3000ドル…5000ドルと罰金を払いながら着用した(罰金は全てNIKEが支払った)。
NIKEはこれを宣伝にし、「NBAは禁止したが、あなたがこれを履くのは自由です」というキャッチフレーズが誕生した。有名なコマーシャルでは、まず、ジョーダンの顔が画面に映り、カメラの視点が次第に下がっていき、彼の足を映し出す。そして、カメラがシューズを捕らえると、大きな×マークが画面いっぱいに広がり、「使用禁止」という声が重なる。なんというユニークなコマーシャルだろう!これが爆発的大ヒットの始まりだった。NIKEにしてみればNBAに払った罰金など、このAIR JORDAN人気にしてみれば微々たるものだったのである。
ちなみにこのカラーリングは漫画「SLAM DUNK」で主人公の桜木花道がインターハイで着用したことでも有名。
ここでは自分が持つシューズを把握すると共に、更新は気まぐれに、1足、1足丁寧にその有り余る知識を存分に使って紹介していこうと思う。