ティンカー・ハットフィールドが初めてデザインしたAIR JORDANとして有名なAIR JORDAN IIIの通称“FIRE RED”。
1987年、それまでAIR JORDANのデザインを手掛けてきたピーター・ムーアがNIKEを離れる事になり、新たなデザイナーとして召集されたのが、後世に数々の名作を生み出したティンカー・ハットフィールド。ハットフィールドはそれまでに、初めてヴィジブル・エアを搭載したAIR MAX Iや初のクロストレーニングシューズAIR TRAINER Iなどをデザインしていた。
デザイナーを任されたハットフィールドはAIR JORDANの新たな方向性を見出す為にジャンプマンロゴを考案し、AIR JORDANシリーズで初めてJUMPMANが刻まれた。
AIR MAX Iで好評を博していたヴィジブル・エアを初めてAIR JORDANに採用する。
アッパーサイドに新たに作成されたTH9ロゴをレーザーで刻印。
デザインはIIの流れを汲み取り、シンプルかつ最先端の技術を組み込み、そこにエレファントスキンをアクセントとして使用している。ホワイトシュリンクレザーにエレファントスキンとチームカラーの“FIRE RED”をバランス良くデザインした美しいシューズに仕上がっている。
オリジナルはNIKEロゴとAIRだったが、RETROシリーズはJUMPMANマークとAIRの文字が刻まれている。
ジョーダンはこのモデルを着用していたNBA87-88シーズンにシーズンMVP、スラムダンクコンテストを受賞し、NBAの真のスターへと駆け上がっていった。
今となっては考えられないが、当時は全く売れず、AIR JORDANシリーズは打ち切りの危機だった。
日本でも正規販売され、何度も復刻はされているが、常に発売と同時に即完売するシューズ。
ライトウェイトカテゴリーのFLIGHTシリーズの最上機種として、2001年にナイキのデザイナーである"エリック・エイヴァー(ERIC AVAR)"によって生み出された革新的な超軽量モデル、AIR ZOOM HYPERFLIGHTにLEBRON Xで使用された360度ビジブルマックスズームエアを搭載した『HYPERFLIGHT MAX“Hologram”』。
AIR ZOOM HYPERFLIGHTはNIKE人気が下降しつつあった1998年、突如発表されたNEWプロジェクト。「アスリートを第一に考えた製品開発」というコンセプトで、「軽量性」「機能性」「快適性」の3つを掲げ、当時、トップアスリートからのフィードバックや徹底したリサーチにより、最高のパフォーマンスを発揮出来る最上級のプロダクトを開発する事を目的としたプロジェクト「ALPHA PROJECT」よりリリースされていた。当時のNBAのスタープレイヤーでもあったジェイソン・ウィリアムズなどが着用し、話題を呼んだ。
ALPHA PROJECTにはアルファ・ドットと呼ばれる5つの点がシンボル・マークとして付けられている。オリジナルのAIR ZOOM HYPERFLIGHTのデザインを継承しつつ、カラーには見る角度によって様々な色合いを見せるホログラムのレインボーカラーを落とし込み、インパクト抜群なカラーリングに仕上げた1足。アッパーは型押しによって成型された特殊素材で構成。 アッパーの装飾を最小限に抑え、トラックスパイクのような洗礼されたシルエット。余分なパーツを使わず、立体的に再現。これにより「サポート性」の向上しつつ、心地よい「フィット感」を実現。
FLIGHTモデルの証としてシュータンにはFLIGHTロゴ、ヒール部分にはFLIGHTの文字が。
ソールユニットはLEBRON Xで初めて採用された、360度ビジブルマックスズームエアを搭載。優れたクッショニングと高い反発力を併せ持つ。
日本でも限られた店舗で販売されたが、発売前からの話題性も相まって、予約でほぼ完売していた。現在でも入手は困難になっている。