先週末、ドイツラインヘッセン ニアシュタインで醸造家の資格を持ち、ワイン造りをされている浅野秀樹さんをお招きしてのワイン食事会に行ってまいりました。
1ヘクタールの畑を借りてリースリングを育て、親方であるWeingut Straubさんの醸造施設を借りて年5~6000本作っておられるとのこと。
「ヤドカリワイナリーと呼んでいます(^^) このスタンスを変えるつもりは今の所ありません」
以前は会社にお勤めだったそうですが、南米パタゴニアで手漕ぎボートで80日間、海のエベレストと呼ばれるケープゴーンを超えた冒険家という一面もあり・・・というかそっちがメイン?
冬はスキー場で稼ぎ、夏は山へ行く・・ニセコにそんな憧れてるおじさんがいるそうで、
自分もワインを作って売って、冒険へ・・・と思い立ち、それが人と人とのつながりで今ドイツでワイン造りに携わっているそうです。
(試飲ワイン)
1. 2008er 639 Niersteiner Hipping Riesling Spaetlese feinherb
黄金色、気泡あり。リンゴの蜜、蜜柑はちみつの香り、凝縮感がありバランス良好。
はじめ残糖をかなり感じたが、時間がたつとだんだん辛味を感じる。
2. 2007er Niersteiner Hipping Riesling Spaetlese "Golden November"
黄金色、気泡少し。グレープフルーツのはちみつがけ。酸は落ち着いており、口の中に干しぶどうを感じる。
収穫直前に貴腐がついてしまい、そのため甘口に仕上げ、1年瓶熟成。
Hippingの畑はレッドシーファー、赤土。
3
. 2008er Niersteiner Orbel Riesling Kabinett trocken / Weingut Straub
親方でもあるStraub醸造所のワイン。黄色、発泡あり。八朔や花の香り、食中向き。
南斜面の赤土土壌。
4
. 2007er Niersteiner Paterberg Riesling Kabinett / Weingut Straub
淡い黄色、はじめは香りは少なめだが、口に含むと一気にオレンジが口の中に広がった。
後口にはオレンジマーマレード。あたたまると八朔の香り。上記畑とは違い、こちらは石灰質土壌とのこと。
一緒に食べたお料理ももちろんドイツ!
先月までドイツへ行かれていたM氏のこのたびの訪独で食べて美味しかったお料理をなるだけ再現したものだとのこと!
『フランクフルト風 グリーンソースのオードブル』
フランクフルト名物だそうです。
7~8種類のハーブ系をクリームで伸ばしたソースに、お芋がちょこんと乗っているのが一番安いプレート。乗せるものによって価格が変わるプレートらしく、ポスマンのアップルワインと合わせて楽しむのにピッタリ♪だそう。リースリングにも合いました!グリーンソース良い!自分で作りたい!!
『カルトフェルンズッペと自家製スモークサーモン』
程よい塩加減の優しいお味のお芋のスープに、サーモンをドカっと入れるのではなく、ちょっぴり浸して食べるのがミソ。
スープは冷製ではなく、ほんのり温かいです。
『牛すね肉のドイツ風茹で肉』
コンビーフのような裂けかたをする塩味の効いたヘルシーなお肉でした。ローターザワークラウトとシュペッツェレを添えて。
『アップルティラミス』
これは勝手に命名したそうで、そのようなデザートが存在するわけではありません。
上はティラミスのようにショコラとクリーム、下はしっかり実もあるアップルタルト?のような感じです。
ヴュルテンベルグの醸造所で奥さんが作ってくれたデザートらしい。美味しいワインを造る醸造所の奥さんは料理がウマイ!という通説は本当ですね~。
お腹一杯になったハズの帰り道、でもなぜかフーケでチーズケーキを買って帰りました~。食いしん坊万歳!