1月の前半は毎日晴れっ放しだったが、後半は雨と風が吹き荒れて気温も低く、寒さに震え上がった。
北の方では雪が降り積もって、学校閉鎖が毎日の様にニュースになった。どこかの学校では、授業中の教室が寒い、寒いと中学生達が騒いでいた。公共の建物や銀行さえも暖房設備はほとんどない。個人の家は暖炉があれば良いほうで、我家のようなマンションタイプでは暖炉は無く、簡単なオイルヒーターや電気ストーブなどを使うので、室内は底冷えがする。1月は雨の日が多かったので、暖炉用のマキがかなり売れたようだ。
そして24日から、ようやく青空が戻ってきた。
天高く晴れ上がった青空を見上げ、太陽の暖かい陽差しを身体に浴びると、のびのびとした気分になる。野の花たちも次々と花を咲かせているかもしれない。さっそく野の花観察に出かけた。
野原は小さな花たちの競演が始まっている。
ベリス・ペレニスBellis_perennis(ヒナギク)が一面に咲いている。
野原には赤いタデが瑞々しい姿で彩を添えている。
ラヴェンダーも一株だけ、見かけた。まだ咲き始め。
去年末から咲いていたアレクリンもますます花数が増え、勢いを増している。ミツバチたちがぶんぶん飛び回って蜜を集めるのに忙しそう。
大西洋に面した断崖に咲くアレクリン。
薄いピンク色のヒナギクはいかにも春らしい。
カレンデュラ・アルベンシスがいっせいに咲き始めた。
良い香りのするロブラリア・マリッティマ
ランの花、今年の開花第一号。大型の花、バルレア・ロベルティアナ
斜面に咲くバルレア・ロベルティアナ
私たちはVITの個展開催のため、2月半ばから3ヶ月ほど日本に一時帰国する。
その間にポルトガルの野の花は爆発的に咲き乱れるだろう。MUZ
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