美佳先生のひとりごと

1日の出来事、感じた事、生徒さん、スタッフへの想いをつづっています。

dvdを作りながら・・・

2011-03-24 23:08:08 | ささやき
今中学校の卒業式dvdを作っています。
もうほとんど完成状態で、注文内容と照らし合わせているところ。

思えば、昨年娘の卒業式に突然先生から頼まれ、引き受けたのが始まり。
今年は仕事につながる形で受けました。
撮影場所も念入りに確認し、撮影者との連携も確認し、いろんなことに気を配る内容でした。
さすがに前日はもし失敗したらどうしようとの思いから、眠れませんでした。

もちろん作業所の仕事としてつながるようにとの思いもありますが、やはり親としては撮影したくてもできないので形で残したいという思いと、私にとって中学時代は特別な思い入れがあります。

中学生活は私にとって最高のものでした。
人生の中でたぶん一番輝いていたような気もします。

少し遅いけど始めての恋をしました。
今の時代と違って、本当に淡く、今思い出しても胸が熱くなるような思いです。
そして失恋も経験しました。
こんなに悲しいことはないというぐらい泣いて、毎日がつらくて、でも気遣ってくれる友人がいて。

そんな思いでのぞんだ卒業式。
ずっと泣いていたような気がします。

私の時代にこんなDVDがあれば・・・
今でもみんなの顔を写真ではなく動画で見ることができるなんて、声が聞けるなんて・・・

いろんなことを思い返しています。

その思いの先は、いつも一人の男の子です。
私の初恋の相手K君
彼は20歳のときに交通事故で亡くなりました。
なのでどんなに会いたくてももう会うことはできません。

初めて子どもの用事で中学校に行ったとき、校舎や風景は変わっているけど、要所要所で彼の思い出を探していました。

初めて告白された校舎の片隅
彼のサッカー部の練習をそっと見ていたグランドの隅
一緒に写真を撮ったテニスコート

そのとき写真を撮ってくれたのは私の元だんな様でした・・・失恋

泣いたり笑ったり、いろんなことがあったけど、どの思い出も本当にかけがえのないもので、今思い出しても胸が熱くなります。
一生懸命、今を精一杯生きていたなぁ~

最近は保護者として同級生に会いますが、
会いたくない とか
会うと気まずい という人はいないですね。

それがまた幸せな学生生活だったんだと思えます。

そのときはきっといいことばかりでもなかったと思いますが、今の若者にとってこのDVDが青春の思い出として価値あるものになってほしいです。