82歳からの旅

私の記録

 ~ 弟の心を見つめて ~

2014年11月03日 07時58分05秒 | 心に栄養を

  11月3日月曜日  

 弟の施設を訪問して、弟を見て思う。人生の殆どを
真面目に働き、且つ生きて来た弟。
 そんな弟に・・・・神様の恵み・報いなどは無いのか
な?と、思うのです。
 
 今その恵みも・報いもなくて,黙々とその日を過ごし
ているのです。

 会う度に「何か欲しいものはないかね?」とか「食べ
たいものはないかね?」と尋ねるのです。
 でも其の度に私の顔を見ながら,別に無いよ・・・と
言うのです。

 何処か行きたい処はないかね?、と尋ねても・・・?

 こんな弟を見ていると,私は淋しくなるのです。一生
懸命に70年余生きて来て,これから・・・と言う時に・・・

 私は生きている限り、弟の分まで生きなければいけ
ないと思うのです。

 神様どうか私に,弟の分まで生かして下さいね。と
祈るのです。

 思い出すのは,母が病でねている時、(私が35歳の
頃)門司から,1時間有余かけて見舞いに行き,母が
読んでいた「呼び声」を読んで上げていると……・・・

 早く門司に帰りなさい和子さんや,子供が待ってい
るから.と言うのです
 また僅かなお金を上げようとすると、要らないと言
うのです。
 其れで、孫にあげたら良いよと言うと,武ちゃんの
子供にあげなさい.と言うのです。

 自分についての欲が,全くないのです。今の弟の姿を
見ると,母の姿を思うのです。

 人間なんて、欲を無くすると・・・・・・??
  
      

 
    
コメント (3)
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