11月3日月曜日
弟の施設を訪問して、弟を見て思う。人生の殆どを
真面目に働き、且つ生きて来た弟。
そんな弟に・・・・神様の恵み・報いなどは無いのか
な?と、思うのです。
今その恵みも・報いもなくて,黙々とその日を過ごし
ているのです。
会う度に「何か欲しいものはないかね?」とか「食べ
たいものはないかね?」と尋ねるのです。
でも其の度に私の顔を見ながら,別に無いよ・・・と
言うのです。
何処か行きたい処はないかね?、と尋ねても・・・?
こんな弟を見ていると,私は淋しくなるのです。一生
懸命に70年余生きて来て,これから・・・と言う時に・・・
私は生きている限り、弟の分まで生きなければいけ
ないと思うのです。
神様どうか私に,弟の分まで生かして下さいね。と
祈るのです。
思い出すのは,母が病でねている時、(私が35歳の
頃)門司から,1時間有余かけて見舞いに行き,母が
読んでいた「呼び声」を読んで上げていると……・・・
早く門司に帰りなさい和子さんや,子供が待ってい
るから.と言うのです
また僅かなお金を上げようとすると、要らないと言
うのです。
其れで、孫にあげたら良いよと言うと,武ちゃんの
子供にあげなさい.と言うのです。
自分についての欲が,全くないのです。今の弟の姿を
見ると,母の姿を思うのです。
人間なんて、欲を無くすると・・・・・・??