9月30日日曜
本の紹介 川本三郎 著
今ひとたびの戦後日本映画 ~戦後五十年・日本の
<いま>を考える。 目ぼしい目次、
1 戦争未亡人と死者 2 田中絹代と戦争未亡人・
3 三船敏郎と復員兵 4 戦後を生きられなかった
男と女「浮雲」5 私が捨てた母親「日本の悲劇」
の望月優子
6 働く子供の健気さ 「美空ひばり」の「悲しき口
笛」ほか 7 愉しい民主主義「青い山脈」の明るさ
※ 此の本の目次だけを見てもわかるように、戦後の日
本人がどのように生きるべきかを、映画のスクーリン
を通して、監督が観客に訴えている。
戦後80年を経ようとする今読むと、特に「東京物語」
昭和28年・戦争未亡人を演じた、原 節子は 夫の遺影
を部屋に飾り義父・義母の再婚のすすめを固く断り、(夫
の兄弟が、世話をしないのに) 義父・義母の世話までする
戦後の、日本女性を描いている。
女優(田中絹代、山田五十鈴,高峰秀子、淡島千景、小暮
実千代、望月優子…・日本映画を代表する女優が一度は、
戦争未亡人を演じている。
原節子や田中絹代は自己主張しない、つつましい日本女
性が良く似合ったからと言う、資質もあっただろう。
戦後日本映画はーー戦争未亡人を描く事で、戦争で死ん
だ多くの死者達を追悼、鎮魂 しようとしたのだ。「死者
を忘れるな」と生き残った自分たちに、言い聞かせようと
したのだ。
戦後の貧しさ、復員兵の複雑な心境のからみ、そして何
とか人間らしい生活への望みを、日本国民が必死に生きた
いく様がとても良い本であり、読み応えのあるほんである
そのほか戦後を生きた、復員兵の生き方も多くある。
以下省略・・・…御免なさい。
そして体験しなくとも家族や親戚からその
戦争を聞かされてきた人たちも次第に少なく
でも現実この地球上は今も戦争をしている国
や民族がたくさんあって、悲しい事です。
大変失礼ですが、突然遅ればせながらコメントをさせて下さい。
私は昨年よりブログを始めました。が途中永い間休んでいました。それはまだブログの仕方や、其の仕組みなどが良く解らっていないのです。
私のブログをどなたが読むのか?・・・とか読んだ人が何処を見れば解るのか、さえ解らないのです。
そんなことですので、お返事が遅れてしまいました。どうかおゆるしを・・・
私のブログの内容もいい加減です、・・思いつくまま、そして読んだ本の心に残っていることなどを書いているのです。
本を読めば解ることですので、人様に見せるほどでもないのですから悪しからずにどうぞ宜しく。