お彼岸の3連休初日の土曜日
夜中から断続的な雨模様で
今日はジョグを半ば諦めつつ
ゆっくりと朝寝坊を…
幾分は涼しくなったけれど
そう簡単には
一丁前の秋にはならないみたいで…
お彼岸過ぎれば
涼しくなるという予報も耳にするけど
果たしてそのとおりになるのかなぁ
休足日のつもりでゆっくり朝寝坊したものの
念のため雨雲レーダーを覗くと…
どうやら
走ろうと思えば走れないこともないような
少しくらいは濡れるかもしれないけど…
そう思い込んでしまうと
朝食のトーストも噛まずに飲み込んで
アップのストレッチもそこそこにして
雨が降り出す前にと坐骨神経痛をなだめつつ
慌てて8時過ぎにスタート
この子をお供にして…
準備運動もマトモにしてないから
ケガしないように気を引き締めながら
ゆるゆる慎重に玄関前の道路に出ると…
近所のどこかの家から出てきた
お姉さんのようなオバちゃんのような女性
まぁジジイの僕から見ればお姉さんでも
一般的には立派ないい歳のオバちゃんか?
道路に停めてあった車に乗り込んで
動き出したので邪魔にならないように
端っこの側溝の上をゆっくり走ることに…
すると車に乗ったオバちゃんが
運転席から笑顔で何度も会釈してくるので
そんなにかしこまらなくてもと思いながら
そのオバちゃん?の顔を見ると
そこそこのチャーミング系で…
アレッ?
なんだか
どっかで見たことあるような…
ジックリとは見なかったものの
そう思って通り過ぎた車を振り返りつつ
あらためてもう一度車を見直して
ナンバーを確認すると…
アッ!
それは間違いなく
いつものジョグコースの2キロ手前の
ちっちゃな美容室の
キュートな彼女の車だった
思いがけない遭遇…
まさか
我が家のすぐ近くで
彼女と遭遇するとは思ってもいないから
すぐにはわからなかったが…
ってことは…
彼女はフラフラと出てきた僕を一目見て
いつもお店の前を走ってるジジイだと
わかって会釈したのか?
まぁ確かにいつもと同じスタイル
ピンクTに茶髪ロン毛に白髭だし
こんなイカれたジジイランナー
どこでも見かけるもんじゃないからなぁ
それでも僕だとわかってくれるだけで
なんだかとても嬉しい
しかも玄関の門から出てくるところ
シッカリ見られてるはずだし…
もしかして素性がバレるかも?
まぁバレたって全然構わないんだけど…
むしろバレることによって
彼女ともっと親しくなれるんなら
それこそ願ったり叶ったりで…
そんなことを考えながらしばらく走り
2キロ手前の彼女の美容室まで来たけど
店の前にはまだ彼女の車は停まってなくて…
そりゃそうか?
9時オープンなのにまだ8時半前だからなぁ
彼女がお店に顔を出すのはもう少し後だろう
そう思いながらお店の玄関前を通り過ぎ
大通りへ出ようとしたとき
その大通りから不意に彼女の車が現れ…
またもや軽く会釈を
お互いに…
短時間の間で
2度も彼女に遭遇できて僕は嬉しかったけど
彼女はどう思ってるやら…
朝っぱらから
ウザいジジイの顔を2度も見るなんて
なんて不運な…と思ってるかもしれず…
人の心って
見えるはずもないからなぁ
そんなこともあり得るよなぁ
そう思いながらも
僕としてはかなり嬉しかったのは事実
走りながら
久しぶりの高揚感
あぁ…
彼女と仲良くなりたい…
そんな愚かな思いが功を奏したのか
7キロを走り終わってみれば
念願のキロ6分半切りが実現出来てて…
小雨模様で
幾分涼しいせいもあっただろうが…
単純なジジイを速く走らせるには
こんなことだけで十分に効果的なのだと
我ながら呆れて苦笑い
それにしても
スタート時に遭遇したとき
彼女はどこのお宅から出てきたんだろう?
Kさん家か?
それともYさん家だろうか?
どっちか知らないけど
どんな関係なんだろう?彼女と…
わざわざKさんやYさんに
訊ねるわけにもいかないだろうなぁ
もし機会があったら
何気なく訊いてみるか?
だけど全然関係なかったりして…
いずれにしても
彼女とは仲良くなりたいよなぁ
ジョグから帰ってきて
コインランドリーへ行ったりと
バタバタしたあと
スマホのニュースを覗いてビックリ!
なんと
お正月に地震でヤられた能登半島
今度は大雨被害でヒドい目に合ってるという
思いもかけないニュースが飛び込んできて…
テレビを付けてみると
本当に悲惨な映像が目に…
なんということだろう!
神も仏もないような…
ボランティアで訪れた人たちが
川の氾濫や浸水で身動きが取れなくなり
まさか自分たちが被害者になるとはと
驚いていると…
こんな日にこそ
いろいろと不評なK総理が現地を訪問すれば
緊急な災害復旧に
もっと本腰を入れてくれるだろうに…
ザンネンでしょうがない
それにしても
災害に次ぐ災害と…
被害に遭われた皆さんには
気の毒だと言うしかなくて…
老いぼれのポンコツジジイに出来ること
寄付とかそんな程度しかないけれど…
なんとか
被災地が一刻も早く立ち直ってくれることを
願うばかり
相次ぐ災害の連続
もしかすると何かの警鐘なのか?
カミサマがいるとすれば…
そうとしか思えない
田舎でつつましく暮らす高齢者たちが
こんな酷い目にあう一方で…
政治家たちが
金まみれでのうのうとしてるなんて…
何を頼りに
何にすがって生きていけばいいのか…
神も仏もないのなら…