道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

9/1痛みとともにゆるジョグ7㎞(想像だけは…)

2024-09-01 18:54:00 | 日記

今日から9月の始まり

あっという間の8月だったろうか?
特に何かがあったわけでもないのに…

いや…
そうでもないか?

旧友たちと一年振りに再会も果たしたし
パリ五輪のマラソンも楽しんだし
グウタラ娘の赤ちゃんも抱っこしたし
何より初孫くんと夏休みを過ごしたし…

何もないありふれた日々の中でも
それなりに幾つかサザナミは立つもの
良かれ悪しかれ…

そんな中で月替わりを迎えると
気分が改まるのは昔風人間だからだろうか?

そうでもあるまい
人間なんてみんなそんなもんだろう

何かをキッカケにして
生きていくエネルギーを生み出していく…
そんなもんだと…

ということで
9月になった今日からあらためてジョグを
ずっと続けて行こうと…

相も変わらぬ坐骨神経痛に加えて
新たに左踵の足底筋膜炎を抱えながら
痛みとともに走ることを
老いぼれた今は当たり前だと考えれば
苦しんだり何も怖がることもないさ

そうやって年老いていくことが
誰もが通る道ならば恐れることはない

むしろ
四苦八苦のジョグだって
楽しみでしかないようにも…

だから
今日からも引き続き走って行こうと…

この子をお供にして…



朝方は今日も涼しかったものの
いざ走る時間になると俄に暑くなり始める
まだまだ夏は終わっていない

心は晴れやかだけど
左踵の痛みはそう簡単なわけにはいかないし
身体がやたら重くて…

心当たりはある
昨夜は結構呑みすぎたと…

夕食が遅かったので
その前からチビチビと呑み始めたのだが
進みすぎたようで…

夕食になってからも
いつもと変わらぬ晩酌に勢いがついて…

終わってからの食器洗いとお風呂
そしてお風呂上がりのストレッチという
毎日のルーティンは普通にこなしたはずだが
記憶がイマイチ定かではない

ただ
呑みすぎたせいで
夜中に何度かトイレに立ったのは
記憶にあって…

まぁそんな不調さを感じながらも
今日は久しぶりに7キロを走ってやろうと…

足底筋膜炎の痛みがどうなるのか
不安に思いつつも
こんな状況で7キロを走れれば
明日からもイケるはずだからと…

そう考えながらも
左踵は痛いしバランスは取れないし
ストライドも小さくて前へ進まない

こんなフォームで走ったら
それこそ逆効果じゃないのか?と思いつつ…

どっちみち
素人ランナーのポンコツジジイのフォーム
これ以上悪くなることなんてないかも?
そう思い直して無理やりの7キロコースへ…



猛暑日のような真夏の暑さじゃないことに
後押しもされてなんとか7キロを走破

左踵が痛かった割には
タイムもそこまでヒドくもならず…

これで明日から
足底筋膜炎の痛みとともに走れる
自信めいた思いに…

もちろん
度の過ぎた無理は禁物にして…

走りながら足底筋膜炎を治すことが出来たら
それこそ何も言うことはない

というより
それを目指して走っていこう









いつもの場所に立っていた彼女
背が高くてスラっとしてスタイルが良い上に
かなりの美人ときてる

彼女がどこの誰なのかはもちろん知らず
年齢も聞いたことなんかないけど
おそらく40代半ばくらい
普通なら子どももいてそこそこ大きい?

決して若くはないけど
そんなにババアでもない
まぁ僕から見ればだけど…

本当ならデートしたいのはヤマヤマだけど
どうせ断れるというか
軽くあしらわれるのがオチだから
そんな声かけをしたこともない

だいいちそんなことなんか
彼女は全く思ってもいないだろう

エロジジイが呆けた頭の中で
コッソリと想像してるだけだから…

彼女が僕を見つけて微笑んだので
ヤァ!と手を挙げて
いつものように挨拶をして近づくと…

アッ!ピアス!
○○さんって前からピアスしてましたっけ?

いや…

うまく答えようとしたのに
咄嗟に言葉が出て来なくて
笑ったまま彼女の前を通りすぎた

こんなところが
いつも後悔するところなんだよなぁ
どうして立ち止まって
彼女と話をしないのか…

こんなことじゃチャンスなんて生まれないし
このまま時が過ぎていくだけなのに…

だけど
たぶんそのとおりなのだろう

僕と彼女の間には何も起きないまま
終わってしまう関係なのだろう

大体
僕の名前をシッカリ覚えていてくれている
彼女の名前を僕の方は知らない

名前も知らない女性と
デート出来るはずもないし
実際にしたこともない

これと同じ状況は
かかりつけの内科医院の
コケティッシュな看護師さんも同様で
彼女の方も僕は名前を知らない

だから
彼女も僕がいくらデートしたいと願っても
そういうことにはならないと…

昔っから
僕にはそんな呪縛?みたいのがあって…

他人との関わりって難しいからなぁ






玄関から出ようとしたとき
同じ世代の顔見知りの女性がいたので
手を挙げて挨拶の仕草をすると…

何か僕に言いたげな表情で
小走りに近づいてきて…

ん?なんだ?
この人が僕に用事なんて
あり得るわけないんだけどと思ってると…

いつも走られてるんですよね?
すごいんですね〜
毎日決まった時間に走ってるの見ますよ

あ…そうなんだ
今度見かけたら声でもかけてよ

そんなのできないですよ〜

それだけの会話をして彼女と別れ
そのときはなんか変な気持ちというか
不思議な感じがして
それがなぜだかわからなかったのだが…

いま思うとその変な気持ちというのは
彼女と実質的に会話したのは
そのときが初めてだったからじゃないかと…

もちろん彼女の名前も知ってるし
素性というかそのあたりも
ある程度は知ってて…

だけどこれまで
ほとんど会話らしい会話はしたことがなく
決して親しいという間柄ではない

そんな彼女が何を思ったのか
いくら毎日僕の走ってる姿を
目撃してるとはいえ…

そんなことをわざわざ僕本人に告げるような
そんなタイプの女性じゃないと
今までは思ってたけど…

何事に対しても
感情をあからさまにしないような
冷静でおとなしいタイプだと
そう思ってたのに…

そうじゃなかった?

いや
そういうところすらハッキリ知らなくて
僕の勝手な思いだけなのかも?

それにしても
唐突にジョギングの話を振ってくるとは…

もしかすると
子どもさんがマラソン走ってるんだろうか?
それならわからなくもないような…

実はこれまで何度か彼女に会ってたのだが
彼女に挨拶すらしにくい思いがあって…

少し前
1年前なのか2年前なのか
それともそれ以上経ってるのか
全く覚えてないのだが…

彼女のご主人が亡くなって
そのときにお参りしようかどうか
考えてたのだけど結局は行かずじまいで…

ご主人とはそんなに親しくもなかったけど
いわゆる仕事の関係で少し知ってて
逢えば挨拶もするし会話もするという…

で…
葬儀にお参りしなかったことが
後々少し悔やまれて
これまで彼女から遠ざかるような感じで…

だけど
僕がお参りしなかったことは
おそらく不思議なことでもなんでもなく…

むしろお参りした場合に
どうして僕なんかがお参りするのかと
そんなに親しかったっけ?と
そう思われてしまうのじゃないかと…

いずれにしても
そんな状況にある中で
彼女の方から話しかけてきたわけで…

まさかそんなことはないだろうとは思うけど
僕の抱いてた微妙な違和感みたいなものを
彼女の方が感じ取ってそれを解消するために
あえて僕に話しかけてきたのだろうか?

もしそうだとすると
とても気が利いて気配りのできる女性だと…

或いは大きな勘違いかもしれないが
ひょっとして僕に好意を抱いていて
これまではご主人がいたから
遠慮して何もできなかったけど…

亡くなってからは
正直に感情をあらわすことにしたとか?

まぁ僕も全く好意がないわけではない
痩せてスラッとしたスタイルは
とても同年代には見えず
だからこそ気に掛かったりもするのだが…

名前も知らない女性とは
デートすることはないと自分で思ってるけど
彼女の名前は知ってるわけで…

だからといって
すぐデートに繋がることはないよなぁ
よっぽど彼女の方から近づいてこない限り…

大体僕と同年代だからすでにアラ古希
普通ならそんな年齢になって
変なことを考えるのは
エロジジイの僕ぐらいしかいないと…

肉体的には全然逞しくないのに
想像だけは逞しいエロジジイ

そんな
想像だけは…