ケイシロウとトークアバウト

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天丼惨歌😭‼️

2020-12-15 23:28:00 | 日記




昨年の今頃。

カッちゃんが、
大学の学費のタシにと言う綺麗ごとの裏、
遊び小遣い欲しさに、
とあるどんぶり専門店にアルバイトしていた。

他の二人のバイト従業員と仲良くなり、
仕事慣れしたカッちゃんやったけど、
ひとつだけ、
この店に、
不満があった。
それは、
店主のおやじが、
一旦揚げた海老やカツを甘噛みして、
もう一度、
揚げなおして😱
客に提供することやった。

それでも、
フツーに過ごしていたある日、
トイレに行ってた、
アフロに剃り込み入れたミョーなオヤジが、
席に戻るや否や怒鳴り出して、
天丼を、
店主のところに持って行った。
すぐに、
店主とともに、
キレながら戻ってきたオヤジのどんぶりには、
5本の乗ってた海老天の代わりに、
かっぱえびせんが5つ乗っかっていた。
ナニモノかが、
オヤジがトイレに入ってた隙に、
天丼5本とかっぱえびせん5つをすり替えたということやった。
店主は、
古い防犯カメラから、
ビデオテープを取り出した。

が、
店主がカッちゃんたちに語ったところによると、
天丼とかっぱえびせんのすり替えは確認出来たが、
肝心の犯人がわからないと言う。
それで、
覆面作戦と称する、
カッちゃんたちバイトの、
客になりすましして、
犯人を捕らえるということが行われた。
カッちゃんたちは、
カツ丼や天丼を毎日のように食いながら、
客になりすまして、
見張っていたが、
犯人をあげれなかった。
店主は、
カッちゃんたちに、
あれから3件の被害があったとインネンつけて、
カッちゃんたちの怠慢をなじった😠❗️

給料日が来た。
13万のゼニを手にする喜びで、
給料袋開けたら、
1300円しか入っていなかった😳
他のバイトも同じやったから、
店主にお伺いしたら、
客になりすました際に食ったカツ丼や天丼の費用を引いたとのことやった😨
カッちゃんたちは、
ガチガチガチにキレた😡‼️
店主は言い返した。
「俺がただで食っていいと言ったか?それよりも、犯人見つけれんお前らが情け無い!」
と。

カッちゃんは、
超ギレして辞めた❗️
他のバイトも後に続いた。

しばらくして、
コロナ禍になる。
全国の飲食店は悲鳴を上げる!
カッちゃんは、
ちょうど、
コロナうつになってて、
俺に、
やたらと、
あのどんぶり屋の店主の悪口を言った。
そして、
コトの真相が知りたいとしつこくせがむので、
自称名探偵の道頓堀川痴歩に、
鑑定してもらうことにした。

カッちゃんの当時の同僚たちも来たので、
道頓堀川痴歩は、
次の条件を提示した。
それは、
示談で店側と交渉することというもんやった。
カッちゃんたちは同意したので、
道頓堀川痴歩は、
念書を書かせた。

俺らは、
例の店に行った。
ひと月以内に閉店が決まっていた。
密を恐れて、
客もまばらやった。

店主が来たので、
道頓堀川痴歩は、
防犯カメラを指して、
「あれはカタチだけでしょう?ビデオテープは入れてませんね。昔も今も」と言った。
店主は一瞬ひるんだが、
「何を証拠に---」と言い返してきた。
道頓堀川痴歩は、
「防犯カメラは今ではチップ化された最新鋭モデルが主流ですから、このカメラの記録は、管理会社に問い合わせたらすぐにわかると思います」と答えた。
店主は、
口をつぐんでしまった。

続けて道頓堀川痴歩は、
「海老天5本がすり替えられてた時、お客があなたに持っていったときには、海老天はそのままあったはずです。あなたが、5本の海老天を食って、5つのかっぱえびせんとすり替えたんです」と静かに語った。
カッちゃんの記憶に知恵が入った。
あの剃り込みアフロがトイレから戻った時と、
慌てふためいて店主のところに行った時、
確かに海老天はあった!!
すり替えられた、すり替えられたと騒ぐ中で、
海老天が、
無かったように間違った記憶を植え付けていたんや。
それは、
防犯カメラの件でもそうやった。
一方的に店主の話しを信じ込んでいたからや。
つまり、
店主のおやじによって、
記憶がすり替えられてしまっていた。
そして、
揚げ物を甘噛みして揚げなおす癖のある店主の口の周りは、
常に、
油まみれや😦
仮に店主が食ってもバレない!

道頓堀川痴歩は、
「その後、3件あったというのもあなたの作り話ですね。そう言って、店員を信じ込ませてたんですよ」と言った。

ここで、
明らかになった。
つまり、
店主と剃り込みアフロはグルで、
店主が、
カッちゃんたちの給与をピンハネしようとして、
やったことやった。

カッちゃんたちはガチギレしたが、
示談の約束交わしていたので、
店主から、
給与の残りの
12万8700円をもらった。
その上に、
天丼の半額券を一枚もらった。
が、
そんなもんで、
カッちゃんたちは満足出来ない。
そしたら、
店主は、
かっぱえびせんをひと袋足してあげた。
けど、
逆に、
カッちゃんたちの怒りを買った💢
散々問答した果てに、
更に13万円払うことで示談は成立した。

カッちゃんたちは、
道頓堀川痴歩にお礼したいと言って、
天丼の半額券をあげた。
道頓堀川痴歩は、
うれしそうにそれを受け取り、
次の依頼主のところへと、
去って行った。