
ヨウイチの幼馴染みの親友のタカシの家で、
二年前の4月30日に、
仲良しグループでの宅飲み会があった。
趣旨は、
平成から令和に移行する瞬間を祝うことやった。
タカシは、
風俗で名を知られた遊び人で、
そのため、
ヨウイチたちから、
梅毒21というニックネームいただいていた。
そんなタカシも、
「平成は肉欲に溺れた。令和は気持ちよい天国で迎えたい」と言い、
令和から、
生まれ変わって、
みんなに好かれる人格を築きたいと願った。
ヨウイチ、カイ君、アキノリ君の三人は、
高価なシャンパン買ってきて、
新時代令和を迎えようとしていた。
そして、
4月30日pm 11時59分から、
宅飲みグループは、
カウントダウンやり出した。
ところが、
シャンパンの蓋が開かないので、
タカシは、
シャンパンもぎ取って、
「ナニしよんじゃ!!一生に一度のオメデタを😠このおたんこなすどもが😡‼️」とガナって、
必死に開けようとした!
けど、
タカシがやっても開かない😬
カウントダウン残り5秒の時、
必死に振りまくっていたシャンパンを、
ついつい、
蓋を覗き込んだタカシの鼻根部めがけて、
「スパン‼️」という澄んだ音とともに蓋が直撃‼️
タカシは後ろに倒れて、
同時に、
令和新時代5月1日となった。
が、
タカシは、
二度と、
起き上がることはなかった。
平成の最後の夜、
タカシの家に、
Tシャツ👕ジーパン👖姿で集まったヨウイチたちは、
令和の最初の夜に、
喪服姿でタカシの通夜に来た。
坊主の読経の後、
ヨウイチがマイクを手にして、
タカシの祭壇に呼びかけた。
「やあ!梅毒21。お前、令和を天国で迎えたいって言ってたけど、願いが叶ったな。だから、俺らは、寂しくないよ。どうせ、天国で天使をたくさんハメて、喜んでるんだろうな。けど、俺らはとはしばらくお別れだ。アバよ、梅毒21」
その後、
通夜は静かに終わり、
遺族は、
早く悲しみから立ち直りたいと、
弔問客に告げた。
その際、
タカシの母は、
アキノリ君に、
ヨウイチを指しながら、
「あいつ、いっぺん殺すよ😡」と呟いて、
読経した坊主のところに挨拶に行った。
ケイイチロウ、ケイジロウ、レフティ、
平成やろうが令和やろうが、
親しき仲にも礼儀があることを知ろう👍👍👍