ケイシロウとトークアバウト

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ラジカセを担いだ男

2021-11-01 20:19:00 | 日記




日暮れになっても帰宅をスルーしたレフティは、
夜の10時くらいになって、
やっとで家路へと向かう為に、
電車に乗った。

混むほどやなかったけど、
この時間としては、
乗客が多かった。

すると、
停車した駅から、
大きなラジカセ担いだ大柄な20代男が、
水前寺清子の歌をフルボリュームで流しながら、
入ってきた。
乗客は一瞬顔を上げ、
ラジカセ担いだ男を見つめたが、
すぐに目を逸らして、
各々の時間に過ごした。

ところがレフティが、
ラジカセの停止ボタンを押してしまった。
ラジカセ担いだ男はムッとして、
「あにすんだよ!わらすは😠⁉️」と言った。
レフティは冷ややかに、
「迷惑してるんですよ」と言った。
男は周囲を見回して、
「誰が迷惑しとるんよ😠😠⁉️」と食ってかかったので、
レフティは、
「俺ですよ」と言った。
車内は大爆笑に包まれた😆😆😆

男はレフティ睨み、
「生意気やお前は😡」と言った。
レフティは、
「息してるだけでもよかった😀」と喜んだ。
車内は大爆笑に包まれた😆😆😆

男は不機嫌に、
「音の出ないラジカセは重いだけや😠」と言った。
レフティは、
「そんな大きな物担いでたら、そのうち、電子レンジ担ぎそうですね」と言った。
車内は大爆笑に包まれた😆😆😆

男は、
「他人の迷惑とか知らへんのや。ラジカセ担いだら落ち着くんやから」と言い返す。
レフティは、
「俺、ラジカセとかよく知らないんですけど、電力は何ですか?太陽光ですか?」と問うた。
車内は大爆笑に包まれた😆😆😆

次の駅が近付いて来た。
男は、
「俺はラジカセ鳴らしたいから降りるわ!」と吐き捨てた。
レフティは、
「間違ってたらごめんなさい。電車って移動する為に乗るって思ってたんですけど、ラジカセ鳴らす為に乗るものなんですか?」と問うた。
車内は大爆笑に包まれた😆😆😆

電車が、
駅に着き停車した。
男はラジカセ担いで降りて、
再び、
水前寺清子をフルボリュームで鳴らし出した。
レフティの乗った電車を後にして。



地雷を踏んだらコンニチワ

2021-11-01 00:14:00 | 日記




アメリカによるフセイン政権打倒により、
イラクは、
混乱しつつも、
自由な気風が漂っていた。
ただ、
戦争の名残りとしての、
地雷原が痛々しくも悲しく映える😢

このイラクに、
5人兄弟の、
ポップスバンドがいた。
売れるには遠い彼らやったけど、
自作の、
イラク的ポップミュージックで、
中東の人気バンドを目指していた。

ある日、
野外コンサートを開催する日、
つむじ風が起こり、
兄弟の楽器を地雷原まで、
飛ばしてしまった。

ここが先進国なら、
諦めの2文字に涙を浮かべ🥲
新しい楽器を購入するところやろう。
けど、
混乱期のイラクに、
そんなゆとりはない。
ただし、
どう安全に、
地雷原に入るか🤔⁉️

12歳の末っ子が、
地雷を踏まなければいいと言ったので、
他の4人の兄弟も納得して、
一列に並んで手を広げ、
つま先立ちしながら、
地雷原に入って行った。
そして、
爆発💥した‼️

5人兄弟は、
命に別状はなかったけど、
全身大火傷のせいで、
頭のてっぺんから足まで、
皮膚が真っ黒になった。
そして、
完治しても、
肌の黒さを気にして、
故郷から姿を消した。

その後、
この5人兄弟は、
ドバイで、
ジャクソン5のコピーバンドして、
大売れしたとのこと!

まさに、
生活もままならないイラクにあって、
地雷を踏んで、
新しい豊かな生活を他国で送ることになった彼ら。

まさに、
地雷を踏んでコンニチワやけど、
たまたま運が良かっただけ。
ケイジロウ、レフティ、
真似して踏むなよ!