長野県安曇野市に、
ヘイジという7歳の男の子が、
難病の母親と死別した。
ヘイジの家は母子家庭で、
唯一の身内やった母親との別れは、
悲しさレベルで言えば神クラスやった😞💯
ヘイジの母親は、
日本アルプスのスキー場で働いていて、
よく、
粉雪が舞う銀景色を母親と歩いた記憶が、
常にヘイジの心に蘇るんやった。
児童福祉施設に預けられたヘイジは、
母親の形見が入った宝箱を、
常に持ち歩き、
絶対に放さなかった。
(風呂もトイレも一緒やった)
また、
誰にも中身を見せなかった。
この光景を見る福祉施設員は、
ほとんどが涙した。
この出来事から5年が経過する。
ケイジロウ(SK)と同じ歳の、
ヨウイチ、カイ君、アキノリ君の学校のクラスに、
ヘイジが転校してきた。
相変わらず、
宝箱を持っていた。
ヘイジは自己紹介の際、
「生まれは日本アルプスです。だから、アルプスの少年ヘイジとあだ名されました」と言ったが、
全員、
無関心沈黙対応した。
昼休みとなる。
小学校のルーティンにあって、
わずか40分ほどのこの時間に、
多くのドラマが集中して生まれることは驚き🫢
多くの楽しげな児童の声が響き渡る中、
ヘイジは宝箱を持って窓から外を眺めていた。
「かあやん。ぼくはたくましく生きていきます」と独り言してたところに、
ヨウイチとカイ君とアキノリ君が来た。
ヨウイチが、
「ここに転校した時の挨拶は、箱の中身を見せることだぜ」と言った。
ヘイジは大声で、
「かあやんのモノは見るな!」と言った。
アキノリ君が、
「どうせママりん👩の思い出が生きているとかありきたりのコト言うんだろう⁉️」と冷やかすと、
ヘイジは更に大声で、
「かあやんのこと悪く言うな❗️」と叫んだ!
するとカイ君が、
「見せやがれ❗️」と叫んで、
宝箱を取り上げて、
室内に放り投げた!!
投げた拍子に、
宝箱のふたが開いて、
中身が出てきた。
ヨウイチ達が愕然🙀🙀🙀とする中、
出てきたモノは、
電動コ○シやった😳
ヨウイチは、
「しのぶの部屋にあるもんと一緒や❗️」と叫ぶと、
カイ君が、
「言うな😡❗️」とキレた!
ヘイジは悲しそうに、
「よくもかあやんと宝物を🤬------」とキレながら、
電動コ○シの先っぽを掴んだ。
ヨウイチ達は、
「掴むな😡❗️掴むな❗️掴むな❗️掴むな❗️」と叫んだ!
ヘイジは、
モノを宝箱にしまうと、
「今からYAMAHAオルガンの調べに合わせたかあやんの歌を唄います」と一礼して、
「🎤ありがとう宝物!かあやんは心も体も元気です!」と歌い出したが、
ヨウイチ達はスルーして、
運動場へと向かった。