ある歯科医院にヤマグチという歯科衛生士がいた。
そして、
この歯科医院にいつもお世話になっている、
スキンヘッド👨🦲メタボのアリヨシは、
ヤマグチを見ると深々と頭を下げる。
ヤマグチは微笑み会釈する。
この二人には、
二人のみが知る深い(不快😏)秘密があった。
昨年のこと。
まだ歯科衛生士になりたてのヤマグチは、
夜更かしする癖があり、
遅刻やミスが多かった。
やから、
すぐに、
歯科医師や先輩歯科衛生士から、
落雷対応を受けることになる。
けど、
そんなことでは、
ヤマグチの夜更かしがなおるはずもなかった。
ここに、
スキンヘッドで太りすぎのアリヨシが来院した。
アリヨシは心臓が弱く、
15個食ってた肉まんを二つ減らして13個食うことにした。
アリヨシが歯科医院の治療用チェアことユニットに腰掛けていた時、
その日は特に心臓の調子が悪かった。
アリヨシのユニットのそばでは、
ヤマグチが、
アリヨシの仮歯の研磨をしていた。
当然、
ヤマグチは夜更かしからの寝不足で、
動きがぎこちなかった。
アリヨシは胸の激痛を覚え、
声を出そうとしたが、
声を出せず、
意識が遠のいていった。
そこに、
一瞬寝たヤマグチの持つ研磨用ドリルが、
アリヨシの頭に当たってしまった。
アリヨシはその激痛に大絶叫した😱💯❗️❗️
すぐに歯科医師が来た。
そして、
あり得ないミスにショック🙀を受けて、
声が出せなかったので、
手話で、
ヤマグチを解雇する旨を伝えた。
するとアリヨシが、
ヤマグチに深々と頭を下げ、
感謝の雨あられをもって誉め上げた!
アリヨシの話しによると、
胸の激痛から、
意識が遠のき、
蓮🪷の花らしきものが見えてきたと同時に、
頭の激痛で助かったというものやった。
歯科医師は声を回復して、
ヤマグチを褒めに褒めて、
歯科衛生士の神だと言った。
アリヨシも同意して、
ヤマグチは歯科衛生士としての格が上がった。
この日以来、
ヤマグチの夜更かしは無くなったという。
こうして、
来院する度に、
ヤマグチに深々と頭を下げるアリヨシ。
が、
頭のてっぺんには、
ドリルの跡があった。