
朝から凄まじく霧が出た日、
家に居ればエエもんを、
花愛好ジジイのミヤザキは、
花畑に水撒きに行った。
あんじょう、
帰り道がわからなくなった。
ミヤザキは独りごちた。
「人が死ぬ時も、こうして真っ白な中に彷徨うんやろう。恐ろしいことや」、と。
そして、
道を行く人に、
「俺の家はどこや😭⁉️」と泣き付いた。
その人は呆れたように、
「あんたの後ろや」と言った。
ミヤザキが振り返って、
よくよく見たら、
自分の家やった。
ケイシロウ。
ミヤザキが亡くなる時も、
こんなふうに、
天国の場所を気付かずに、
通り過ぎて、
地獄に行きそうな気がするけど------🤔