タケトラという男子高校生がいた。
野球部のキャプテンで、
部を、
完璧なまでに支配していた。
その手法が、
ブラックであることは言うまでもない😕
タケトラは、
暗黙の身分制度を野球部に設けた。
すなわち、
一年生は町人。
二年生は武士。
三年生は旗本という、
ミョー状100%のものやった。
そしてタケトラは、
自身を公家と旗本のハーフやと、
勉強不足丸出しのマウントをとって、
部員を絶対服従させたんやった。
部員たちは、
タケトラのターゲットになることを恐れ、
タケトラの言いなりやった。
こうして、
タケトラ王朝なる野球部は、
甲子園行きへの地区予選一回戦で敗退しながらも、
権威と服従のカタチをもって、
365日を制した。
タケトラが高校卒業の日、
後輩野球部員たちは、
目に涙😢を浮かべて、
タケトラとお別れした。
タケトラも涙😭を流しながら、
部室を後にした。
タケトラがいなくなると、
後輩部員たちは、
寿司屋に竹コースの出前を頼んだ。
タケトラは、
正社員生活をして、
上司に服従する生活を嫌っていたので、
建設現場のアルバイトをした。
けど、
誰もタケトラを相手にしないばかりか、
鉄球クレーン車の運転手から、
「タケトラ❗️お前も野球部員やったんやろ⁉️なら、この鉄球を打って三塁打にしてみ❗️」と、
嫌味言われた。
タケトラは、
何もかも嫌になった。
そして心に思った。
「野球部にいた時は、俺は王様やった。ならば、あの野球部に帰ろう」、と。
それで、
翌年に、
自分が卒業した高校に受験して、
合格し💮
新一年生として、
野球部に入った。
かつての一年生が三年生になっていた。
そして、
この三年生たちは、
タケトラを見て、
「こら❗️一年生❗️ナニぼざっとしとんや😡さっさと茶を持って来んかい❗️❗️」と怒鳴った!
この罵声に、
タケトラはショック😨で気絶😵しそうになったが、
自身が定めた暗黙の身分制度では、
一年生は町人なので、
旗本の三年生には服従しないといけないことを悟った。
タケトラは心に思った。
「今は苦しいところや😖けど、あと二年頑張れば、旗本になれる」、と。
けど、ケイシロウ。
こんなミョーな我慢😣するくらいなら、
キチンと正社員して我慢して、
出世街道を歩いた方が俺はエエと思うけど------🤔