ケイシロウとトークアバウト

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野球部の後輩

2023-05-12 20:02:52 | 日記

 

タケトラという男子高校生がいた。

野球部のキャプテンで、

部を、

完璧なまでに支配していた。

その手法が、

ブラックであることは言うまでもない😕

 

タケトラは、

暗黙の身分制度を野球部に設けた。

すなわち、

一年生は町人。

二年生は武士。

三年生は旗本という、

ミョー状100%のものやった。

そしてタケトラは、

自身を公家と旗本のハーフやと、

勉強不足丸出しのマウントをとって、

部員を絶対服従させたんやった。

 

部員たちは、

タケトラのターゲットになることを恐れ、

タケトラの言いなりやった。

こうして、

タケトラ王朝なる野球部は、

甲子園行きへの地区予選一回戦で敗退しながらも、

権威と服従のカタチをもって、

365日を制した。

 

タケトラが高校卒業の日、

後輩野球部員たちは、

目に涙😢を浮かべて、

タケトラとお別れした。

タケトラも涙😭を流しながら、

部室を後にした。

タケトラがいなくなると、

後輩部員たちは、

寿司屋に竹コースの出前を頼んだ。

 

タケトラは、

正社員生活をして、

上司に服従する生活を嫌っていたので、

建設現場のアルバイトをした。

けど、

誰もタケトラを相手にしないばかりか、

鉄球クレーン車の運転手から、

「タケトラ❗️お前も野球部員やったんやろ⁉️なら、この鉄球を打って三塁打にしてみ❗️」と、

嫌味言われた。

 

タケトラは、

何もかも嫌になった。

そして心に思った。

「野球部にいた時は、俺は王様やった。ならば、あの野球部に帰ろう」、と。

 

それで、

翌年に、

自分が卒業した高校に受験して、

合格し💮

新一年生として、

野球部に入った。

 

かつての一年生が三年生になっていた。

そして、

この三年生たちは、

タケトラを見て、

「こら❗️一年生❗️ナニぼざっとしとんや😡さっさと茶を持って来んかい❗️❗️」と怒鳴った!

この罵声に、

タケトラはショック😨で気絶😵しそうになったが、

自身が定めた暗黙の身分制度では、

一年生は町人なので、

旗本の三年生には服従しないといけないことを悟った。

タケトラは心に思った。

「今は苦しいところや😖けど、あと二年頑張れば、旗本になれる」、と。

 

けど、ケイシロウ。

こんなミョーな我慢😣するくらいなら、

キチンと正社員して我慢して、

出世街道を歩いた方が俺はエエと思うけど------🤔