ケイシロウとトークアバウト

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痛ましき村おこし

2024-03-25 20:09:00 | 日記




とある山間の村が、
大都市への移住者が多くなり、
著しく過疎化してしまった。
それで、
ひとりの知恵のないジジイが、
村おこしをして、
村の発展を遂げれば、
ゆくゆくは、
日本の首都になるかも知れないと、
支離滅裂ながらも、
良いアイディアを考察していた。

そこで目に付いたのが、
この村の絶壁近くにある、
倒れそうで倒れない岩🪨やった。
この岩🪨は、
江戸時代から動かそうとして全く動かないので、
不思議な岩🪨やと思われていたが、
近代にマルクス主義が村に入って、
この岩🪨はただのつまらん岩🪨やと捉え直された。

そこでジジイは、
あの岩🪨を使い、
精霊信仰をおこそうとする考えに至ったが、
ほぼ、
脳内は、
霊感商法やった。

ジジイは絶壁まで登った。
そして、
改めて、
倒れそうやけど倒れそうにない岩🪨を見つめた。
同時に、
どんな手段をしても倒れなかったこの岩🪨の歴史に、
畏怖さえおぼえた。

ジジイは驚嘆しつつも、
山道を登ったことで、
腰に激痛が走っていたので、
思わず、
倒れそうやけど倒れそうにない岩🪨に寄りかかった。

すると、
この、
倒れそうで倒れそうにない岩🪨が動いて、
絶壁から落下してしまった😱
岩🪨は、
絶壁の下にある、
村の名産品のおこし工場を直撃して、
壊滅させた。
幸いなことに、
人は一人もいなかった。
が、
災いなことに、
名産品のおこしと、
おこしを作る機材は全滅した。

ジジイはこの惨状を見ながら、
村おこしの失敗どころか、
昔の名産品のおこしまで壊滅した悪夢に体を震わせ、
残り少ない人生の十字架となることを自覚した。

こうした場合、
ナンで動くはずのない岩🪨が動いたのか🤔と訝られる前に、
ナンでこんなことをしたのか🤬❓と激怒されるのが、
人々の一般的反応やと思われる。



宝石売りのオンナ

2024-03-25 00:00:00 | 日記




2年前のこと。
30歳になったばかりの泉リンコは、
デパートの宝石売り場に勤務していた。
泉リンコは、
宝石にランクがあるように、
オンナの価値も、
ランクで決まると信じ込んでいた。
自称、違いがわかるオンナ泉リンコは、
自分自身の価値を、
売り物の宝石の価値と同等だと思い込んでいた。
それで、
開店前の宝石売り場で、
「きょうもベストな1日を!」と言って、
「リン!リン!リン!リン!」と言いながら腰を東西南北に振り振りした。

デパートの開店。

すぐにケバい化粧に、
派手に正装した60代女性が、
二人のお連れを伴って入ってきた。
デパート関係者が、
「ヤマモト様、おはようございます」と言ってもスルー!
そのままヤマモトは、
宝石売り場に直行した。
そして、
売り場にいた泉リンコと目が合うと、
互いに敬礼し合いながら、
ゆっくりと、
「オッパー~❗️オッパー~❗️オッパー~❗️」と叫び合い、
ヤマモトの方からいつものいかめしい表情に戻って、
「オパールお届きあそばされたわね」と突き放すように言った。
泉リンコもシャンと姿勢を正し、
「はい!ヤマモト様!スカイブルーに真っ赤な炎がきらめいております」(🤔🤔🤔)と答え、
綺麗に包装された🎁オパールをヤマモトに渡した。
ヤマモトは礼も言わずに、
付き人連れて、
帰って行った。
オパール蒐集家のヤマモトが帰ると、
すぐに売り場は暇になった。

オノウコが来てこの宝石売り場の横を通りかかると、
すかさず泉リンコは、
「ねえ!あなた、宝石💎欲しくない?」と尋ねてきたので、
オノウコは喜んで、
「あんたって気前がいいのね。いただくわ」と手を出した。
泉リンコはキレて😠
「誰がタダでやるって言ってるのよ!買ってちょうだいってことよ」と言うと、
オノウコはポケットから500円玉を出して、
「釣りはいいわ」と言ったので、
泉リンコは追い払った。

次に、
ツバメちゃんとモミジちゃんが宝石売り場の横を通りかかると、
すかさず泉リンコが、
「あなた達、宝石買わないこと?」と尋ね、
重ねて、
「20万円のサファイアが20万の夢と希望を与えるわ」(🤔🤔🤔)と言った。
ツバメちゃんとモミジちゃんは、
「20円の一万回払いでいいかしら?」と言ったので、
ツバメちゃんとモミジちゃんも追い払われた。

ついで、
深酒したマンバ女のマロミが、
宝石売り場の横を千鳥足で歩いていた。
すかさず泉リンコが、
「ねえ、あなた。宝石💎いかが?」と尋ねると、
マロミは、
「パッぱらパッぱっパッ❗️」と叫んで、
歩き去った。

泉リンコが、
非常識系ばかりで嫌になっていると、
イケメン青年のタップくんが来たので、
すかさず、
「あなた。彼女に宝石💎プレゼントしちゃいなさいよ」と言った。
タップくんは、
「ぼくはタップくんです。日本人で20代男性です。メールアドレスとパスワードは秘密です。ぼくの趣味は------」と、
ベラベラ喋ってた途中で泉リンコは、
「誰が自己紹介せいっちゅうたか😡このボケが❗️」と怒鳴ったので、
女性店主が慌てて現れ、
「泉さん❗️お客様にナンてこと言うの⁉️」と注意すると、
泉リンコは女性店主に、
「お黙り❗️」と叫んだ!
女性店主は自分の上着を裂いて、
「叛逆です❗️叛逆です❗️」と叫び回った。
これで、
泉リンコの宝石店でのお仕事は終焉となってしまった😭

この出来事の半年後------

同じデパートの食品売り場の佃煮コーナーの店員として働いていた泉リンコは、
ヤマモトを見かけると、
店主に、
「ねえ、大将。オパールの佃煮ない❓」と尋ねて、
小馬鹿にされてしまった。
そこにタップくんが来て、
「ぼくはタップくんです。佃煮買いに来ました」と財布を出した。
泉リンコは、
タップくんを蓮🪷の咲いているところに送る気持ちを抑えながら、
応対した。