上画像は、
南フランスにあるルルドの泉です。
聖母マリアが現れ、
その指示で、
当初は荒れ野だったこの地が掘られました。
すると、
水源のないところから泉が湧きあふれ、
多くの重病人を癒す泉となりました。
これは、
医学界の記録としても、
しっかりと残っていると言われております。
昨日、
応援してくださるブロガー様の1人、
sisyo様の息子さんである看護師さんが、
腎臓に悪性腫瘍が見つかり、
月曜日に手術とのことでした。
sisyo様はコメント欄を作られていませんので、
少しでも、
お見舞いの形となればと、
当ブログで特別記事を書かせていただきます。
看護師さんは、
かつて、
sisyo様から腎臓を提供していただいた過去があり、
sisyo様のブログも、
その闘病生活からの始まりでした。
紆余曲折を経て、
静かな日常を取り戻された中での、
今回の出来事でした。
明日、
看護師さんの体にはメスが入れられ、
sisyo様の心情にもメスが入ります。
今、
この時にこそ、
お二人の為にという祈りを込めて、
書き込みさせていただきます。
今回、
秘密にしている出来事を、
公開します。
それはレフティの母であるサマーが、
末期の血液癌であることです。
当初は、
ステージ1で、
放射線治療で完治すると診断されていました。
ところが、
経過具合を見たいと、
大学病院での検査で、
手術が可能ならステージ3で、
手術できなければ末期という宣告を受けました。
夫のスパーキーやレフティともども、
ステージ1だと言われた経緯から、
手術可能なステージ3だと信じ切っていました。
ところが、
結果は手術が不可能な末期です。
サマーは私の高校時代の後輩です。
スパーキーは親友です。
私は、
悲しいというより、
心が凍りつきました。
けど、
そんな私の気持ちとは裏腹に、
スパーキーはマイペースに、
レフティは「金がない!金がない!」とフツーにぼやき、
サマーはそんなレフティに小言を言う日常生活です。
が、
スパーキーから、
大きな副作用を伴う抗がん剤を飲んでいることを、
LINEを通して、
教えられていました。
ある日、
私とサマーが二人だけになったとき、
私がおせっかいにも、
抗がん剤は苦しくないか?スパーキーやレフティは悲しんでないか?と尋ねると、
サマーは、
「私が泣いても仕方がないんです」と涙をこぼし、嗚咽しました。
けど、
すぐに元気なサマーに戻り、
新しい料理のレシピのこととか、
レフティのいたずらのことを語るのでした。
現在、
気の強さのせいか、
サマーは病状が安定して、
ひょっとしたらというレベルにまで回復しています。
けど、
あの凄まじい副作用のある抗がん剤を、
また、
明日、
飲まなければなりません。
あの薬を飲めば、
ベットに入って目を閉じたまま動かなくなるとスパーキーから聞いていますので、
その苦しさは、
想像外のレベルでしょう。
けど、
サマーは堂々と当たり前のように、
みんなに言ってのけます。
「あたしには完治する道しかないのよ!」、と。
今朝、
ケイシロウ(FK)がスパーキーの家に遊びに行った際、
サマーは普通に元気にしてたとLINEが来ました。
今後サマーがどうなるかは私にはわかりません。
ただ言えることは、
当人自身のウィキペディアには、
「完治」という以外の検索は不可能だという強い自信でした!
看護師さんと、
看護師さんを見守っておられますsisyo様。
特に今夜は、
様々な思いが駆け巡ることでしょう。
そしてこの時には、
どんな言葉があっても、
羅列されたイメージのように、
存在感に力がない印象の方が強いと思います。
ただ、
私は、
看護師さまのご無事な手術の成功と、
sisyo様の悲しみの終わりを強く祈らせていただきます。
ここに、
私がサマーにも聞かせた、
ケイシロウのお母さんの言葉をお伝えさせていただきます。
ケイシロウが12歳の時、
遊びに来てたあべけい(阿部啓一郎)が、
買ったばかりの服を着て、
外に出て、
行き来する人に見せびらかせていました。
それを冗談のつもりでケイシロウがホースを使って水をかけたので、
啓一郎はキレて、
思いっきりケイシロウを突き飛ばしました。
ケイシロウは突き飛ばされた際、
古い木製の掲示板に頭をぶつけました。
そして、
その掲示板には、
古い五寸釘が飛び出ていたんです。
そしてそれはケイシロウの額に刺さり、
大怪我となりました。
ところが、
大雑把に治療したせいで、
ケイシロウは破傷風になりました。
緊急入院したケイシロウでしたが、
破傷風で命が危ない状況にあり、
ケイシロウ自身、
覚悟してたらしいです。
そんなある夜、
ケイシロウのお母さんが病室に来ました。
ケイシロウのお母さんはひとつのお話しをしました。
「ある子がひとつのモミの木の種を植えました。しばらくして、小さな木が生えました。それはそれは小さな木で、みんなは、今に風や雨で枯れてしまうと馬鹿にしました。しかしこの木は風や雨に負けずに、どんどん大きくなりました。やがて、この木には、たくさんの人や鳥や獣が宿り、大きな木はみんなをいつまで守りました。大きな木は昼はお日様とそよ風を受け、夜は月と星の光を浴びて、そこに宿るものたちを幸せにしました」
ケイシロウは高熱を出しながらお母さんに、
「その木はどこにあるの?」と尋ねました。
お母さんはケイシロウに言いました。
「私はあなたにこのモミの木の種を植えてあげる」
ケイシロウは一命を取り留め、
今に至り、
元気さを超えた元気さで毎日を送っています。
啓一郎は、
子供時代のこととはいえ、
私から、
「突き飛ばしたのはエエけど、目に当たったらどうする気や😡⁉️」と現在責められています。
そして、
ケイシロウのお母さんは、
数年前に他界しました。
けど、
このモミの木の種の言葉とともに、
お母さんはケイシロウの体に生きていると思います。
sisyo様、
看護師さま、
私たちの思いをひとつの祈りにしてお捧げいたします。
ご無事の内に、
元気にご回復されますように。