ケイシロウとトークアバウト

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霧にきりきり舞い

2024-06-06 01:24:00 | 日記




牧カオリは、
元精神科医の港ツンコと、
丸めろの洋子とともに、
ミスドに行きミスト(霧)にあった。
しかも、
凄まじい濃霧やった。

丸めろの洋子や港ツンコらとは、
たまたま、
X(旧Twitter)上で知り合い、
仲良くなったんやけど、
牧カオリとは、
性格も考えもバラバラやった。

そんな折に、
丸めろの洋子が、
「ミスドで会いましょう。ドーナツ🍩をご馳走するわ」と声をかけ、
3人は、
安食堂丸めろの近くのミスドに行った。

ミスドに行き、
牧カオリは後悔した。
丸めろの洋子がご馳走すると言ったドーナツ🍩は、
一個のドーナツ🍩を3人で分けて食べるというもんやった。
そんなことの為に、
遠方はるばるやって来た自分がアホやった。
港ツンコはドーナツ🍩を見つめ、
「ドーナツ🍩の真ん中の空間は、すべてには穴があるという証明なのです」と説明した。
牧カオリは心に、
「デタラメ言うんじゃないよ!イタチ野郎が😡揚げやすいように調理する為にドーナツ🍩には穴があんのよ」と毒づいた。

3人がミスドにいる間に天気が急変して、
濃霧に周りが覆われた。
牧カオリ達は、
前方が白くて何も見えない状況に戸惑った。
丸めろの洋子は、
「動くと危険だわ。自衛隊に連絡しましょう」と馬鹿なことを言った。
が、
牧カオリは、
「いくら霧に覆われていても、道はあるのよ。道は必ずどこかに通じているわ」と言い、
歩き出した。
港ツンコは皮肉っぽく、
「例え人生が霧に覆われて見えなくても人生の道は続いているとかいう自論を持ってたわね、あの中古思想家オンナは」と、
呟いた。
そして、
牧カオリが歩いて行った方角で、
ナニかが湖らしきものに落下する大きな水音が聞こえた。
港ツンコは悲しげに、
「牧カオリ。通じてない道もあることを学びなさい」と言った。