ケイシロウとトークアバウト

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迷子のお知らせ😳

2022-06-10 19:03:00 | 日記




今から七年前。

レフティが11歳の時に、
学校と地元モールとの協働で、
毎年恒例行事の、
1日おまわりさんに選ばれた。
レフティは快く承諾したが、
直前になって、
1日おまわりさんじゃなくて1日刑事にしないとやらないと言ってきた。
学校とモールはほとほと困り果て、
日時もないし、
仕方なく、
レフティを1日刑事にした。
ここに、
15年間の恒例行事変更の異変となる。

そんなこととは知らずに、
人で溢れるモールとイベント特設会場に、
1日刑事レフティの挨拶が、
スピーカーから流れた。
「1日刑事のレフティです。無事故無犯罪でありますように」と言って、
息を継ぎ、
「迷子のお知らせです。ヤマモトヒロシ君を預かってますので、関係者はお迎えよろしくお願いします」

このレフティの迷子アナウンスが流れて30分くらいして、
二人の40代男女が迷子の引き取りに来た。
二人は兄妹で、
父の日のプレゼントを買いに来たとのことやった。

レフティは迷子センターの奥室に、
「ヤマモトヒロシ君❗️お迎え来たよ❗️」と大声で呼んだ!

そしたら、
太いぺろぺろキャンディ手に持った白髪頭のジジイが泣きながら出てきた。

説明によると、
ヤマモトヒロシはこの兄妹の父親で、
認知症やった。
やから、
当人に、
父の日のプレゼントを実物で選ばせようと連れてきた。
が、
目を離した隙に迷子になった。

ヤマモトヒロシの息子は、
モールの警備係りに、
「ナニもぺろぺろキャンディ与えて、ヤマモトヒロシ君とかあやすことないでしょうが😡⁉️」とガチギレした!
警備員たちは困ったように、
「すみません。けど、1日刑事さんの判断なもんですから」と言った。
その時、
ヤマモトヒロシの娘は兄に言った。
「あたしたちも小さい時はよく迷子になって、父が迎えに来るまで泣いてたわ」





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