辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

Aロール編集を検証する。 皆さん、お騒がせしました。

2016-12-03 10:19:01 | ビデオ制作
知っているつもりで作業をしていたが、以外と、自身の勘違いもあり
お騒がせしてしまいました。

そこで、確認の意味も含めて、改めて、作業内容の確認をしてみました。

振り返りとして、過去の条件を再び確認すると、こうである。

素材はひとつ、ワンカットのシーケンスの中で、急に変わった色味を
編集で徐々に変わるように見せたい。

このような感じに、、、

https://youtu.be/RJVwe0-1Lx0

過去、FCP7の1トラックのシーケンスで、色が変わるポイントにて
「カミソリツール」で切断して同じトラック同士で「ディゾルブ」をかけ
ゆっくり色が変わっていたと錯覚していた。結果、勘違いではあったけどね。。。

トラックとしてはこんな感じ



同じトラックの中間で切ってディゾルブをかけている。

しかし、見落としていた事があった。

実は、スームレスに変わっているかのように見えているが、
検証すると、カミソリツールでカットする以前の1本のタイムラインの状態で、
FCPの「色補正」を掛けていたのである。さらに、その状態を「カミソリツール」で切り、
二つに分かれていたうちの、最初のカット、もしくは後半のカットのどちらかを
「色補正」にて、極端に色補正をしていたのである。

結果として、1本のタイムライン上の任意の場所でディゾルブを掛けると
あたかも、前後の画の乗り替わりが、ゆったり色味が変わるという事になる。

つまり、当初、カメラで撮影する段階で、ホワイトバランスのスイッチで急激に変わった
ホワイトバランスを編集で変えていたのではなく、何らかの意思で、「色補正」を掛けた
前後のカットと勘違いしていたのである。

ちょっと、おバカな勘違いである。

そして、元々の課題である。
1つのタイムラインで、急に変わった色味をディゾルブしたい場合は
編集のセオリーにある、のりしろがあれば可能であるが、
以下の条件が必要である。

1、三脚でフィックス(固定)
2、人物などの動くものが画に入っては見苦しい
3、前後のカットで乗り替わる、のりしろが必要

といった、感じである。

つまり、こんな感じ

https://youtu.be/BxGHLgxKZeY

動かない背景は、ゆっくり色味が変わるが、
ディゾルブを掛ける分、のりしろを必要とするので
途中の尺を詰める、すると、動いている人物がチグハグになるので
画のようにダブってしまう、といった具合である。

しかも、尺を詰める必要があるので、このような事をすると
全体的に尺も数秒詰まる。

このような感じである。

何で勘違いしてしまったのか、反省すべき点ではありますが、
普段、慣れてしまった事を再確認できた事件だと感じてます。

今回は、編集に関する事でしたが、
撮影、音の収録と慣れでしている事もあるかもしれない。

まぁ、それが致命的になる前に、再確認してさらに的確な
「映像制作」に繋げていけたらと思っています。

なかなか、奥深い経験ができました。



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