エッセイ 「私の相棒」
大阪府高槻市 南野 弘子 70 主婦
愛用していたミシンが壊れた。25年間、使い続けてきたものだ。
近所の人たちの洋服を仕立てたり、小物やカバンを作って展示会を開いたり、裁縫が趣味の私にとって、長年の“相棒”だった。
購入した時には「10年くらいは使いたいな」と思っていたが、倍以上の期間、活躍してくれた。
修理するにも、もう部品が無いという、悲しいけど、お別れだ。ありがとうね。
自分の年齢を考えると、新品を買ったほうがよいのか、中古で我慢するか。迷った末に、新品を購入。先日、新しいミシンが我家にやってきた。真っ白なボディーで、これまでよりも少し大きめだ。
使ってみると、音が静かで,針が布の上をすいすいと滑っていく。この新しい“相棒”との付き合いは、あと何年続くのだろうか。満足のいく裁縫ができるよう育てていきたい。
ふくじゅそう
季節の害虫にお困りなら 0120-64-1710