乙姫の気まぐれ日記

アメリカのおせち

若さ

2012年01月22日 07時01分16秒 | 日記

新年になってから二、三回のお客さんを迎えただけで乙姫と浦島殿は安堵の中にとっぷりと身を委ね

ダラダラと時間の流れのままに一月も二十二日となった。

一つには静養も兼ねては居たが積極的な意思を眠らせてしまっては老化は進行の一途を走り出す。

転倒の結果胸を打ち無意識の内に肺を庇って居たらしくその結果軽い肺炎を起こしていた。

結局は肺でも脳でも使わないと駄目になる。

老人二人で居る限り自分の老化を感じない。

それは作夜、娘宅に夕食に招かれてドキッとする程の衝撃を受けた。

集まって来た若者たち、フランス人、アメリカ人、日本人、スタンフォード大学の医学生、法律事務所で働く新人、ミネソタの大学性と様々だ

が我々とは完全に別世界だ。 その若さと知性に輝いている姿は美しいなあと見とれてしまう。

そして爺と我が身を振り返る。 鏡を覗かない限り自分も一人前の様な気分では居るのだが、現実は避け難い。

それでも子供や孫の友達から”おばあちゃんと” 呼ばれ可愛がって貰えるのは嬉しくなる。

幾ら羨ましくても、もう若さには勝てない。

せめて歳の功に磨きをかけて輝けたらと密かに思った夜だった。

悲しい乙姫です。