昨日十月十四日、朝風呂の中で今日はどんな予定だったかなあ~とぼんやりと考えていた。
珍しく何もない。
アッ!そうだ牡蠣の養殖場に行きたい。
考えが浮かんだら大急ぎで風呂から飛び出て、ねえ、私牡蠣養殖場に行って見たいんだけど?
うん、いいよ、これも何時もの返事の浦島殿。
アイスチェストに氷を入れる。
買って帰るための準備。
私はお風呂から上がって出発まで三十分ともかからない。
日曜とあって車は少ないが濃霧に覆われた高速はスピードが出せない。
アメリカは日本のように「道の駅」もなければ立ち寄りたいようなお店も無い。
ひたすら走ること150キロ。
港にある養殖場にはすでに車が満杯、そこにはピクニック場もあって採りたての
牡蠣をバーベキューしながら賑わっている。
牡蠣は大、中、小 各々五十個入れで値段が違う。
私は中サイズ六十ドルのを買った。
それをアイスチストに入れて喜び勇んで、行きとは違う海岸線を通る。
ランチタイムはすでに過ぎているが何処を物色しても乙姫が飛びつくようなものは見当たらない。
何時もの如く、これが日本だったらねえ~と乙姫の口癖。(日本にはなんでもあるという意)
家に着いて早速牡蠣割り、私の力では割れない大仕事。
それに殻ばかり馬鹿でかくて中の牡蠣はほとんど成長していない未成熟。
不良品に近い。
それなのにあの繁盛振りはなんだろう。
酢牡蠣を食べたくて往復三百キロも走ったと言うのに。
それは諦めて牡蠣ご飯にして無理に自分を納得させてみた。
当分牡蠣は見たくもないわ。
↑濃霧の高速道路 ↑金門橋も霧の中 ↑森林の中を抜けて ↑光る海
↑牡蠣養殖場 ↑牡蠣のバーベキュー ↑ 私が買った牡蠣 ↑急な崖を通って
こうして飛び回れるのも後何年あるのかなあ~否時間の問題かも知れないが出来るだけ多くを
この脳裏に焼き付けて置こうと思ったりしている乙姫です。