十日えびす:西宮戎そして福娘

2006年01月09日 | 人生は旅である。
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西宮神社の十日戎に行って来ました。
今日が宵戎、明日が本戎、あさって11日が残り福ですね。


とても天気が良かったので早めに家を出て、門前に着いたのが朝10時前でした。まだ、多くの屋台も準備中で、そここから、たこ焼きの焼けるにおい、イカ焼きのこげ始めるにおい、ベビーカステラの甘いくむせ返るにおいが、でもそれそれがやっと存在を主張し始めたところで、店の前だけで匂っていました。参道を200mほど歩いて、本殿に入る前で、大きな祓え具で頭を払われ、皆清らかになって参拝をするのでした。小さめの写真はクリックすれば大きくなります。


西宮えびす神社は全国3,500あるえびす神社の総社だということです。そもそも、戎さんという方は、どんな神様か?というといろいろと研究をされているらしいですが、結局わからないらしいです。私が聞いたえべっさんの最初はこんな話でした。


その昔、西宮は魚漁で暮らしている村が点在する土地でした。ある日、いつものように漁師さんが浜に出てみると得体の知らない赤ら顔の大男、びしょぬれでいき倒れているではありませんか。「これは、海の神様に違いない」と村人たちは氏神様の社に連れて行き、着物を着せ、おいしい物を食べさてあげました。ほどなく、その神様は元気になって、お礼にと村の人たちに新しい漁法を教えてくれたというのです。村人にとって「やっぱりこの方は神様ぢゃ」とありがたく、大切にしたということです。この、神様が「えびすさま」。よく絵で見る姿は釣竿を背負って、大きな鯛を抱えた姿ですね。豊漁をつかさどる神から転じて商売がうまくいく神様になったようです。


「しょーばいはんじょで、ささもってこい」というお囃子が流れるのは大阪の今宮戎の十日戎のことで、ここ西宮戎はそのようなことはないようです。」。この戎さん、じつは意外とぐ~たらな人だったということですが、それは、また、別の話。


招福大マグロさて、西宮戎の十日戎に行かれたら、必見はこのマグロですね。「招福大マグロ」とよびます。いつのころからかはわかりませんが、冷凍されたままの本マグロが境内の隅に奉納されています。参拝されたひとは、マグロの表面に小銭を貼り付けます。凍ったマグロはこの寒空の下、そうそう溶けるわけではありませんから、全身に小銭を貼り付けて、ひたすら横たわっています。


なんか、最初に西宮浜に打ち揚げられていた、例のぐ~たらえべっさんを思い起こします。


それはそれ、そうやって全身に小銭を貼り付けられたマグロですが、これ以上貼り付ける場所がなくなると、こうやって、担当の方が小銭をはがします。落ちた小銭は、言うまでもなく賽銭箱に入れられます。


縁起物十日戎では、福笹をはじめ、いろいろな縁起物を売っています。大小さまざまな竹ざるの縁起物を売る店は、なんともきらびやかです。どうも、戎さまと大黒様は仲が良いようですね。




さてさて、えべっさんと言えば「福娘」です。ふ・く・む・す・め♪今回西宮戎で見かけた福娘ナンバーワンです。



福娘

ということで、今年のあなたもご健勝で商売繁盛でありますように。