広告会社は、広告探しの旅に出る。【青年は荒野をめざす:五木寛之】

2009年11月12日 | 誰が日本の広告を変えていくのか
広告はどこへ行った?

朝日新聞出版の月刊誌「Journalism」9月号の特集の題名がずばり「広告はどこへ行った」でした。

まさに、広告会社にとって今、「広告はどこへ行ってしまったのだろう?」と考えなければならない状況だと思っています。どこかに行ってしまった"広告"という鳥を探して、私たちは新しい旅に出なければならないのだと感じています。童話の「青い鳥」と決定的に違うのは、「その鳥はここにはいない」という厳然たる事実なのです。

この特集を読んでか読まずか、blog「業界人間ベム」にこういったエントリーがあります。

「広告業はいったん平均賃金を下げてでもしっかり働いてくれる社員をどれだけもっているかの勝負になる。」

広告会社の賃金について私がつたない考察をしたのは、ほんの1年10ヶ月ほど前です。

そんなことを考えていた中で、ザ・フォーク・クルセイダーズのこの歌を思い出したのは単に加藤和彦氏が悔しい死に方をされただけではないと思います。

歌詞の全文はこちらにあります。

「みんなで行くんだ苦しみを分けあって
 さらば春の日よ ちっぽけな夢よ明日よ
 いま夕焼けの谷を越え
 青年は青年は荒野をめざす」


さあ、青年の心をもって、急がず・忘れず、そして希望を捨てずに、荒野を目指そうではありませんか。