ケータイカメラだから撮れた写真

2005年01月04日 | 人生は旅である。
ケータイカメラとデジカメの最大の違いは多分、身体との距離だと思います。

電話は耳に押し付けることによって機能するものです。電話は耳の拡張だといえないでしょうか。耳がびろ~~んと何百キロ先まで伸びた感じがします。

で、その身体の延長機能としての電話にカメラがつくと、目の延長機能としてケータイカメラというものは働くのだと思うのです。
この場合の機能とは、「見たものをそのままに残す」ということです。今見たことを刹那刹那に切り取って残していく。

カメラは、切り残すために、切り残すものを探して「覗くもの」なんだと思います。

ケータイカメラはファイダーを通してフィルムに残すのではなく、網脈に写ったものをつぎつぎと切り取っていくものだと思うのです。

「あ、あの時、こんなものが見えていたんだ」

それを、残していくのがケータイカメラだと思います。

もちろん、フィルムカメラも使っていますが。

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1 コメント

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御意 (マツオカ)
2005-01-04 22:32:51
なるほど~。言われてみればそうですね。



で、ケータイカメラがデジタルカメラの機能や操作方法と同じになればその差はなくなるか? というとならないような気がします。メンタルモデルが違う……心理的な位置づけがケータイとカメラでは異なるっていう仮説に立てば。ふむ。では、W21CAに買い換えてこの仮説を検証してみることにしませふ。でわでわ。
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