広告業界のこれから

2009年03月26日 | 人生はマーケティングもある。
仮に、広告市場規模が一定(7兆円位)だとしても。

メディアが増えれば増えるほど、一つのメディアに配分される金額は少なくなる。

で、広告会社は顧客に対して最適のメディアセットを提供するのが本業とすれば、より多くの、そして、一つ一つはより小さな商品を取りまとめて販売していくことになる。

しかし、10万円の商品を売るのも、1,000万円の商品を売るのも、基本的に手間は同じなので、多くのそして小さな商品を売るということは確実に労働生産性は落ちる。

労働生産性が低下する状況で会社として、売り上げと利益が増えず労働分配率が一定であれば、社員一人当たりの給料を下げるしかない。

これは、広告会社だけでなく、あまねくメディア企業も同じ市場環境である、ということなのである。

蓄え、ありますか?


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2 コメント

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合理化意外にありませんね (canoe)
2009-03-27 15:08:56
雑誌で言うと版下をやりとりしていた時代からDTP時代になり、ネットワークでつながった印刷会社にPDFXで入校する時代になり…と合理化を進めて効率アップをしてきました。

小口をたくさんさばく以外に道がないとすれば、給料を下げるか、システムで対処するかどちらか2つしかありませんよね。
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またまた昔話 (ジョンレノン)
2009-03-27 09:48:37
わが社は新聞社系広告会社です。

NとAは約3倍の掲載料の違いがありました。

上司がよくぼやいていました。

同じ大きさでうちは1/3しか儲からない。

たしかに、その分給料は少なかったです。

お客さん(広告主)へは

スペースを売ってたんですね。

それと広告費がなければ販促費を狙え、

という言い方もあったような気がします。

もしかすると、とてもいい時代だったのかも知れません。

N新聞は来年の広告部員をはじめ

業務系社員の採用を止めたようですが。
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