
不動明王と護摩供養というのは、これもまた密接な関係にあるとのことです。護摩はインド伝来の密教の秘法で、火を焚いてその中に供物を投げ入れてご本尊を供養し、その加護を願う儀式です。不動尊は背中に火炎を背負っておられます。これは不動明王のご精神、全身火炎となって衆生のいっさいの煩悩障難を焼きつくすといった意味だといいます。その不動尊の前で実際に護摩をたき、願いを込めた護摩木をそこに投げ入れて焼く。その願いは炎を通じて不動明王に届くといった段取りになっているのでしょう。
水掛不動という名称も「水を掛ける」=「願を掛ける」といった掛け言葉。
そして、火と水がこの世界の根源を作っているという世界観がこの法善寺の境内に表現されているのですね。
もうすぐ始まる奈良東大寺二月堂の「お水取り」も、火と水の祭典です。
水掛不動という名称も「水を掛ける」=「願を掛ける」といった掛け言葉。
そして、火と水がこの世界の根源を作っているという世界観がこの法善寺の境内に表現されているのですね。
もうすぐ始まる奈良東大寺二月堂の「お水取り」も、火と水の祭典です。
勉強になりました。