国連の定義による後発開発途上国(最貧国)は、一人当たりの国民総所得 (GNI) の3年平均推定値が750米ドル以下で定義される。
一人が一年で75,000円だから、一ドル100円換算で、一日200円そこらで暮らしている。
ここに、100円のお金をまわすと、生活費は1.5倍になり、1.5倍幸せに近づく。
で、日本に置き換えてみると、2008年統計で、一人当たりの一年間の国民所得が38,210米ドル(3,821,000円)。
一日に換算すると、10,468円。これを1.5倍にするには、一日5,000円。最貧国を1.5倍幸せにする50倍コストがかかるのである。
逆に、日本国民から一日100円の所得を奪うとする。1年間で36,500円。それで、日本国民はどれほど不幸になるだろう。
金銭換算にすると36,500円/3,821,000円=0.010(1%)ほど不幸になると計算できる。
フラットにグローバル化したこの世界において、お金は、小さい資金で大きな幸せになる人たちのほうに流れていることが、ここに証明されるのである。
グローバルスタンダードと言えばアメリカに会わせるだけでなく、
例えば世界の賃金を平準化する圧力でもあると言う気がします。
100円ショップで喜んで買い物するとすぐ分かることですが、
これだけのことをして、製品を作って運んで、100円にしかならないという驚き。作る方や売る方の身になればすぐ分かります。
内職仕事の賃金、たとえば割り箸の袋詰め、いやはや厳しい時代です。
カメラマンや製作陣のフィー、ソフトがなかなか金になりません。
みんな廃業してます。
あ、話が逸れてますか。
滝みのお様:世界の賃金を平準化する力とは、間違いなくあなたの子供を不幸にする力だと知るべしです。そこから、何が出来るのか考えるべきだと思います。かなりきつい言い方ですけど。