Truth Diary

水鳥にも食料難時代の到来か

 昨日元の会社仲間と船釣りに行ってきた。漁場はカレイ釣で有名な、仙台湾の大型漁礁。5時過ぎに閖上漁港を出船約1時間かかり漁場に到着した。
 あたり一面霧が覆い雲の上に数隻の船が朧気に浮かんでいるよう、波もまったく無く、幻想の世界に迷い込んだ錯覚に陥った。釣り始めて間もなく、濃い小豆色のカラスぐらいの水鳥が船べりに寄って釣の様子を見ている。そのうちだんだん慣れてきたのか、餌のアオイソメを投入する際、その餌を奪って食うようななった。
 更に、せっかく釣れた魚を惜しくも逃がしたりすると、待ってましたとばかり潜水してくわえてしまう水鳥本来の習性を見せるようになった。見事なハンターぶりに感心して見ていたら。あげくのはてアオイソメを盗み取ろうとして釣り針に掛かり、釣られてしまった。釣り人が空中の鳥とやりとりをしている姿は妙でおかしい。船内大爆笑。鳥に声援する人、釣り人に声援する人なんともにぎやかなこと。
 なんとか釣針を外して逃げてもらったが、とんだ愛嬌モノに船上はなごやかな笑いに包まれ久しぶりの釣を楽しんだ。勿論カレイも程ほどに釣れ、72尾を筆頭に少い人で37尾、大物は45センチのマコガレイ2尾同じサイズのイシガレイ2尾の釣果であった。水鳥も食量難時代の到来か、下手な釣人の上前をはねるようになった。
 ちなみに名誉回復のために言っておくと私の晩酌の肴は45センチのマコカレイを刺身にしたものだった。隣近所4軒におすそ分けをして50尾を処理した。ああ、鱗とハラワタとりで釣よりも疲れた。毎度のことながら大型漁礁の釣はほどほどの釣果がいいとつくづく思う。

遂には配偶者を連れてきた水鳥夫婦

 水鳥にカラカワレながらも真剣に竿先に神経を集中する釣人たち

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