Truth Diary

花咲かじじい

穏やかな日差しで、これまで一日伸ばしにしていた薪ストーブの溜まった灰処理をした。今年は寒かったので灰も沢山たまった。
 これをフルイにかけて固形物を取り除き綺麗なサラサラの灰にするのだが少し風があったので風で舞い上がり飛び散った。家人は隣近所へご迷惑をかけると心配したがそんなに遠くへは拡散しないせいぜい庭の植物の石灰肥料代わり程度だからと灰を手にして”花咲じじい”を気取って20リットル袋分ぐらいのゴミを取り除いた。この灰は昔風の民具が好みで集めたオカロ(時代劇などで銭形平治親分がかみさんと差し向かいの長火鉢のこと)に利用している、ときたま灰が欲しいが売っていないという人などにわけてさし上げている。
 当日これも暫く手入れしていなかった薪ストーブのガラス扉にこびり付いたしつこい煤とかタールを清掃したが灰を少し湿らせガラス面を擦ると驚くほどきれいになる。
 この事は昔田舎の我家では囲炉裏や竈で煮炊きししており、こびり付いた鍋や釜の煤を落とす時、母に連れられ近くの小川まで行き縄で作ったたわしに灰を付けて磨いた事を覚えていたからで、現在しつこい汚れ落としなどに使われているクレンザーなどよりも良く落ちるし環境に優しくさしずめSDGsに貢献していると自負している。

すっかりきれいになったガラス扉

50年ほど前に旧家から譲りうけたオカロ鉄瓶は我家に代々あった南部鉄瓶、火箸は銅線細工のお手製

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