知人からお誘いを受け泉総合運動場で開催されている仙台市スポーツ少年団空手道交流大会を観てきた。就学前、小学生中学生を対象とした演武、競技試合、がくりひろげられ、エキビションとして指導員らの瓦やバットの試割などが披露された。
こうした大会は度々出かけたが、開会式で役員挨拶で、なんと25名の方々が全員紹介され、子供たちを前にして全員挨拶をする場面に、さすがに子供たちは、会場で体育座りをさせられていたが、途中トイレに立つものも少なくなく主催者側のオトナの都合とかいうものに、主催者ファーストと感じさせられた。
紹介された役員は主に市町村議員さんたちや、地域の著名企業代表者だから子供たちははた迷惑だったことだろう、試合前に身体も冷え切ったことだろうと案じた。
もっと驚いたのは、今時見世物でもないだろうが空手の威力を誇示するような瓦やバットを割ったり折ったりしたことだ。50数年前私が始めた頃は空手普及のためこのような見世物まがいの試し割りをしたこともあったが、現在は国際ルール中心の大会となり行われていない。何も知らない人達にこれが空手と認識されると時代錯誤も甚だしいと憂慮。空手には多数の流派があり、それぞれ伝統を守り続けているところもあれば、時代感覚にあわせて進化してきている会派もある。私が属しているのはその世界では最古参だが、時代にあわせて国際的なやり方に改革されてきている組織だ。
この檀上の方々全員に挨拶をいただくという異常さ、子供たちは早く試合がしたいはず
この少女は瓦割りに3度も失敗ようやく4度目に割れた、さぞかし痛かったろう。
当該流派の最高師範の瓦20枚、頭突き割りの演技
同じくバット折り、空手はこんな事の為に鍛えるのではないはずだ、子供達真似しないで。