核兵器国は米・露・英・仏・中の5カ国。今この核兵器をめぐって新たな変化が起こっています。それはアメリカのオバマ大統領がプラハで行った演説です。米国の大統領として「核兵器廃絶」を国家の目標として初めて宣言したのです。
演説に「米国は核兵器のない、平和で安全な世界を追求していくことを明確に宣言する」「核兵器を使用したことのある唯一の核兵器保有国として、米国は行動する道義的責任がある」などとあって、この演説の重みをずっしりと感じ、体の底から込みあがる感動を覚えました。
そしてその演説に日本共産党・志位和夫委員長が書簡を送られたということで、重ね重ね感動しました。書簡の中身は大統領の演説を大きな感銘をもってお読みになられたということから始まり、「核兵器のない世界」の実現は「おそらく私が生きているうちには無理だろう」と述べられたことに対して、いま、イニシアチブを発揮してこそプラハでの演説が世界平和と進歩のための生きた力をもつことになると考えてます・・・と、大統領に核兵器廃絶のための国際条約の締結をと要請されたことなど、率直な考えが述べられていると感じました。
それから、核兵器廃絶といえば、憲法集会での志位委員長の「核兵器廃絶と日本国憲法9条」をしんぶん赤旗で読みながら、なるほどと思ったのです。核兵器廃絶と9条の係わりを自分なりに理解しながら9条をこれまでになく新鮮に捉えることができたのです。ふむふむ
憲法9条が核兵器廃絶を全世界に呼びかけ、核兵器廃絶の世界的な運動が9条をより確かなものにしていく。ひと言で言うと・・・、そんな風に思ったのです。日本の憲法9条が「世界の宝」だと言われる由縁を理解するのでした。今、世界がおもしろい!