「障害基礎年金」というのがあります。この年金は国民年金の加入中に病気やケガで障がいになってしまった時や20歳前の病気やケガによって障がいの状態となった時に受けることができる年金となっています。
というわけで、これはいい、いざという時にはさぞかし助かるだろうと思ったのですが、ところが認定となるまでにはさまざまなハードルがあって、知れば知るほどなかなか大変だと思ったのです。
それは・・・。障害基礎年金が受けられるようになるには、当然そのための要件というのがあるけど、その要件が一口に言ってちと複雑になっていることです。
たとえば、「初診日」。初診日は最初に医師の診断を受けた日となっていて、初診日において国民年金の被保険者であること。被保険者の資格を失った後でも、60歳以上65歳未満の人で、日本国内に住んでいる間に初診日があること。
初診日前に被保険者期間の3分の2以上の保険料を納めた機関(免除期間、学生納付特例期間を含む)があること。などとなっていることです。
以前に精神障がいの方のご相談を受けて、ご家族とご一緒に取り組んだことがあったけど、初診日がいつだったのか?確かな日がつかめなかたり、やっとつかめたと思ったら、今度は医療機関の証明が必要とかで・・・書類を集めるだけでも何かと大変で、ご高齢のご家族の方がお気の毒のようでした。
それと言われている通りの保険料を納めていないと、たとえ障がい者となってしまっても、もう年金を受ける要件から外れてしまうこと。これもこれでいいのだろうか?!もっとどうにかならないものかと思うのです。
平成17年に「特別障害給付金制度」が実施されるようになり見直しがされた面があるけど、まだまだ本当に困っている障がい者の方が障害基礎年金を受けられていないと感じるのです。
政府与党は[米軍のグアムへの移転協定]で、移転にかかる費用を日本の税金で、融資などを含み6100億円も投入するという。それは学校の建設から一戸8000万円などという住居も建ててあげるようなことになっていて、いったいどうなっているのかと思うわけです。
そんなお金があるならば障がい基礎年金を、困っている障がい者の方たち全てに一日も早く届けるべきだと思う。何で外国の軍隊の移転費用に多額の税金を投入しなくてはならないのか。本当におかしい。