お会いするといつも「格差社会」に怒りボウボウのある70代の方とお話しました。男性の方です。体が大きくて声が大きくて、畑仕事をしていらっしゃるので、すっかり顔や腕は日に焼けていますが、どことなくクマのぷーさんに似ていらっしゃって(かってにすみません)、真底から温かさが感じられる方です。
その方が力を込めておっしゃるのは「何で授業料や給食費が払えないで困っている人が多いのか。派遣切りでどうだ、若い者がかわいそうじゃないか。それから食べることにも事欠く人がいるが考えられない。金持は優遇されているじゃないか。格差社会はよくないぞ」とこんなぐあいです。
格差社会。この4文字が世に盛んに出回ってから?年。すっかり定着してしまったけど格差ほど人をありとあらゆる面で苦しめるものはないと思います。
政治は格差社会を生み出さない為にあるのだらか格差社会が定着しているなんてこと自体本当はおかしい。目の前に格差が広がっているのだからその差をどんどんうめていくのが政治の責任だとも思うのです。
国から地方への地方交付税や補助金というのがあります。全国の市町村では財政的に大なり小なりさまざまな事情がある。でも市町村にアンバランスが生じない為に設けられているのがこの交付税などのお金。全国どこで暮らしていても気持ちよく暮らしていかれるように住民サービスに大きな差を起こさない為にあるものなのです。
でも地方交付税などは趣旨にあるように取り扱われているだろうか。この間進められてきた市町村合併、「三位一体改革」で地方交付税や補助金が削られている。住民サービスが思うようにできなくなってきているのです。おかしなことをやってるなっていつも思っています。
政治を変えていこう。またその思いが湧いてきたー