りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

下水道料金値上げがストップ!

2009年12月03日 | *市*議*会*

 12月議会は各常任委員会の審議へと場面は移っています。きょうは所属する建設経済常任委員会でした。今回は一般会計、下水道事業特別会計の補正予算、条例議案、陳情の審査、報告となっていましたが、突然に下水道にかかわる補正予算と条例議案の撤回をしたいという旨の執行部からの提案が提出されてきました。

 急遽、議会運営委員会が開かれ、市長からの説明を受けることになったが、下水道の補正予算と条例議案の撤回を行いたい、理由は諸般の事情によるものといったことでした。

 昨日の本会議の議案関連質問で、この二つの議案についての質疑があったばかりだが、今回の下水道にかかわる議案は下水道料金の値上げになるもの。
そうさせない為に会派ではいろいろと策を練っていたところで、議案関連質問に、日本共産党からは関野隆司代表が、雇用情勢の悪化、経済の低迷するなかで市民の生活は苦しくなるばかり、下水道料金の値上げはするべきではないということで求めたのでした。なお市長の議会運営委員会での説明の中身にもこうした昨日の議論を考慮したものとなっていたが、それにしても重ね重ね突然の申し出にはびっくりさせられる。

 今回議案は全部で14件提出されているが、議会初日に一括上程されて、各常任委員会に付託されるべきものは付託となっているので、議会運営委員会ではそのため新たな議案、下水道特別会計の補正予算と条例議案の撤回を承認するという、要は取り下げのための議案の取り扱いをめぐってさまざまな議論となり、結果的に議会運営委員会の終了後に本会議を開き、そこで新たな議案審議を行うことが決まり、本会議での市長からの提案説明、質疑、討論、採決となり、最終的に賛成多数で、下水道特別会計の補正予算、条例議案の撤回を承認する議案は可決となったのでした。以上の議案に日本共産党は賛成しました。

 まぁとにかく下水道料金の値上げがされなくなったということでこれが何よりだったが、それにしてもできるならばこうなる前に慎重な判断がされるべきではなかったかと市長への今後の市政運営に期待を込めて一喝。