りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

最後のセーフティーネット

2010年04月07日 | なんたって住民福祉

 このところ相談がどっと増えています。その対応に日々追われていますが、相談件数の多さとその中身の深刻さに、今の世の、生きにくさを感じます。

 昨日に続き、きょうも生活保護に関する相談がありました。今月に入って4件目です。時には比較的若い方がホームレス状態になってしまい、どうすることもできなくなり相談にこられることもあります。 本当ならどこかで元気に働いていて、友人と楽しく過ごしているかもしれない若者がどうしてホームレスにならなければならないのかといろんな意味で考えさせられます。

 生活保護は生活そのものを保護するだけあって、その制度の果たす役割は大変な重みがあると思っています。最後のセイフティーネットとして、国が責任をもって行わなければならない制度であることには間違いなし。

 全国に昨年の12月時点で、130万世帯を超えて、過去最高を更新し続けているという生活保護世帯。神奈川県内では横浜、川崎といった大都市に集中しているが、県西地域も多く、小田原市も多くなってきているのが現状です。小田原市の平成22年度の生活保護費にかかわる歳入・歳出にある数字からもそのことは十分読み取れます。

 さて国は増える生活保護世帯に対して、
老齢加算を廃止したままだが、この見直しはすぐにでもやるべきだと思う。それに地方の負担が増えるのはいいはずがないわけで、ここでも国庫負担金の見直しの必要性をと思う。相談や地域を回ると、社会保障を充実させなければ「安心して暮らしていけないよ」っていう声が大きくなってきているが本当にその通り。